第2話
もとめるほどに
真実は重く 優しさは溶けてゆく
戸惑う指先は震えながらも
離さない様に強く棘を抱きしめる
いつだってそうだった
私だけを残して逝くのだから
去り際の雨に打たれ
眠れぬ夜を呟くんだ
いつだってそう
優しさは寂しさに憧れる
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