第39話 りぴーとあふたーみー
「伊吹。リピートアフターミー」
刹那は、にこにことヘタな発音でそう言ってきた。
「Repeat after meな。後で練習しような刹那」
「……千秋は、ヘテロ」
「千秋はヘテロ」
「伊吹のことを一番愛しているのは、俺」
「……俺の、事を」
「うん。言って」
「一番、その」
「うん」
「愛して、るの、は、」
「好きだよ、伊吹。だから、ほら」
「せつ、」
『もういいかお前ら』
話を遮られ待たされていた千秋は、ものすごく不機嫌だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます