第二回キャラ・用語紹介

 章終了ごとに、今回と同じようなキャラ・用語紹介の話を入れていきます。

 必須の話では無いので、読み飛ばしていただいても構いません。

 (寧ろ、この紹介には神読者目線の話が多分に含まれておりますので、アンリという主人公と同じ目線で物語をご覧になりたいという方には推奨致しません。)


 キャラ紹介では、そのキャラの能力を分かりやすく示す為にゲーム的なステータスを示しますが、これは絶対的なものではなく(例:感情等による変動、火事場の馬鹿力等)

 また、この数値が本編に輸入されることはありません。

 あくまで指標としてご覧ください。




***





『悪魔憑き』

名前:アンリ・パラミール

律:『』

種族:人族

職業:旅人

年齢:14歳

身長:158cm

体重:56kg

​─────

生命力:20 → 25

魔力:30 → 40

筋力:20 → 30

技量:25

敏捷性:25 → 35

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 辺境の村【アンファング村】出身。故・ジャン・パラミールの一人娘。


 9歳時点から5年間の間、スカイによる虐待とも言えるほどの苛烈な修行を受け、その実力は【古代死者ドラウグ王種ロード】を倒すまでに至った。


 多彩な武器術に加え、現在は素人魔法【呪巣】しか使用していない物のスカイ仕込みの多彩な呪術。

 更には【悪魔憑き】の力に、今回の話では魔法具マジックウェポン【炎剣フロベルジュ】まで手に入れた。


 次に向かう先は【古都ロート】。若き呪術師は、次に何を成し遂げるのか。




『嫌悪の悪魔』

名前:モラグ

律:『?????』

種族:悪魔??

職業:??

年齢:??歳

身長:138cm

体重:??kg

​─────

生命力:

魔力:

筋力:

技量:

敏捷性:

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 アンリの内に潜む、聖典にて語られる原初の生命。【悪魔】のひとりを名乗る存在。


 スカイとの修行を始めた当初に、アンリはその【本体】と出会い、そして契約を交わしたそうだが、アンリ自身その時の記憶はあまり覚えていない。


 ただ記憶に残るのは、噎せ返るほどの甘い死臭のみであるそうだ。


 現在ではアンリの両手両足、背の表皮を代償に、【魔蟲術】と言う力を分け与えている。





『司祭』

名前:アヴェスタ

律:『?????』

種族:??

職業:太陽教会司祭

年齢:??歳

身長:142cm

体重:5,000kg

​─────

生命力:

魔力:

筋力:

技量:

敏捷性:

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 アンリが【サークルクス墓地】地下14階で出会った不思議な少女。

 黒い獣を思わせる異様な耳と尾、蕩けた紫色の瞳、モラグと似た【全てを見通すかの如き視線】


 そして何よりも、携えた2m半はあろうかという巨大な槌。


 【強い】ということ以外、一切が謎に包まれた少女であるが、アンリに言いくるめられる形で【友達】となり、本人も満更ではないようだ。




『敗残兵』

名前:レオン

律:『』

種族:人族

職業:義勇兵

年齢:17歳

身長:172cm

体重:62kg

​─────

生命力:14

魔力:7

筋力:14

技量:13

敏捷性:10

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 【王都スパルティア】行きの馬車でアンリと乗り合わせた、正義感溢れる義勇兵。


 人の役に立とうと日々苦心し、ペルセイア戦線の義勇兵として立ち上がるも、待っているのは正義の味方としてのあり方ではなく、正義同士のぶつかり合う不毛な地獄であった。


 自らの在り方、そして未来に絶望する最中、馬車に乗り合わせたアンリに光を見出し、故郷で、不死者アンデッドからの防衛のための自警団を立ち上げる。


 何故それほどまで人の為に頑張れるのかと聞かれると、彼は言うのだ。


 「あの子みたいに大きな事を成す事は出来ないけど、手の届く範囲でやれることはしたいのだ」と



『吟遊詩人』

名前:オルペ・ウスリア

律:『』

種族:人族

職業:吟遊詩人(魔術師)

年齢:21歳

身長:184cm

体重:82kg

​─────

生命力:10

魔力:12

筋力:11

技量:6

敏捷性:7

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 【ラムイー村】の酒場で常に曲を奏で、日銭を稼いでいる伊達男の吟遊詩人。


 特徴的な喋り方に軟派とも言える態度の為、多くの人間に嫌われやすいが、その実非常に熱い心を持っており、関わり始めた人間は、その落差もあり彼を意識しやすいそうだ。


 吟遊詩人の勉強として、王都の大学に通っていたこともあり、魔術師ではあるのだが、その腕はへっぽこ、素人魔法は十分、その次の見習い魔法にまで行ったら満足に扱えない。つまり雑魚である。


 ちなみに、最近は何故か村の男衆に悲哀混じりの怒鳴りを受けることが多い。




『病弱少女』

名前:スヴェッタ・ノーカワ

律:『』

種族:人族

職業:看板娘

年齢:19歳

身長:164cm

体重:54→32kg

​─────

生命力:6

魔力:9

筋力:5

技量:14

敏捷性:9

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 ラムイー村唯一にして最大手の道具屋【ノーカワ道具店】の看板娘。

 村の男衆からは高嶺の花と認識され、その花のような笑顔で多くの初恋を奪ってきた。


 しかし、ここいらまでは家に篭もり切っていたようで、あまり姿が見られずに色々なことが噂されていた。


 だが、近日になって、また元気に薪を割っている姿が見られるようになって人々を安心させると同時に、オルペや父親であるナガレと仲睦まじく歩いている様子も見られることとなり…


 オルペは更に恨まれるようになった。




『道具屋主人』

名前:ナガレ・ノーカワ

律:『』

種族:人族

職業:道具屋

年齢:52歳

身長:192cm

体重:102kg

​─────

生命力:14

魔力:2

筋力:15

技量:12

敏捷性:13

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 ラムイー村唯一の道具屋【ノーカワ道具店】の店主。

 村1番の大金持ちではあるのだが、それを驕ることも、鼻にかける事もく、良心的な価格設定と、懇切丁寧な接客態度で村の人間からは評判の主人さんである。


 また、魔法具マジックウェポンも幾つかリーズナブルな値段で取り扱っており、冒険者達からは【冒険が始まればまず出向け】と言われている店であったりもするそうだ。


 ​────然し、だからといって甘い人間という訳ではなく。

 盗人であったり、半ば恐喝のような値切りを行おうとした人間。

 そして何よりも、店の看板娘に対して粉をかけようとした人間に対しては容赦なく、家宝たる宝剣を振り回し追い返すらしい。




『古代の覇王』

名前:ミノス・グリタビア

律:『』

種族:古代死者ドラウグ王種ロード

職業:王

年齢:??歳

身長:230cm

体重:92kg

​─────

生命力:35

魔力:40

筋力:35

技量:20

敏捷性:30

(*通常の人族の平均は10。20を超えれば強者。40を超えるのは人族最高峰レベル。)

​─────

 【の大陸】から訪れ、かつてのアーテナイトを支配した古代の覇王。


 強力な古魔法に加え、【輝剣クラウ・ソラス】をその卓越した戦闘センスと技術により、自身の手足のように振るって戦う。


 本編においては【サークルクス墓地】最深部の聖堂でアンリと対峙。


 多種多様な戦技、そして王としての意地により一時はアンリを死の寸前で追い詰めるも、解放した悪魔の権能【魔蟲術】を前に敗北した。


 好物はアーテナイトベリーのジャムをかけたパンケーキ。




***



・【アーテナイト帝国】

 アンリの出身国にして、広大な【現大陸】の大半を北方の【ペルセイア王国】と二分して専横する巨大帝国。



 首都に【スパルティア】があり、皇帝は代々人間族の【アトランティス家】が務める。

 その為、基本的には人間中心の国家ではあるものの、完全人間主体国家のペルセイア王国とは異なり、獣人を始めとした【亜人】であったとしても、その実力次第では重要な役職として雇用されることもある完全な実力主義国家。



 また、現在帝国を統治しているアトランティス家は、【の大陸】から渡海してきたという古代アーテナイト人によって多く乱立したアーテナイト戦国時代を統一した一族の末裔であるらしく、今なお、その戦闘能力、【存在規模】は受け継がれているようだ。



 ただし、帝国は現在、長引くペルセイア王国との戦闘において国力を削られ、国民に苦境を強いている。

 故に、【反乱分子】が生まれてしまうのも、また当然と言えよう。



・【ペルセイア王国】

 【アーテナイト帝国】と世界を二分する主権国家。

 何千年もの品種改良によって忠実にして心身共に強靭となった軍馬を駆使する騎馬隊、戦車隊を主体とした軍を持つ、【軍事国家】。



 代々人間族である【ヤティアー家】が独裁政治によって統治を行っており、その実態は、完全な【人間主体国家】。

 亜人は亜人として生まれた時点で背に刻印を施され、奴隷として生きていく、背の刻印を刻むのは【魔法具】であり、其れを年に一度上から刻み続けなければ、全身が毒に侵され死んでいく。



 それだけで分かるというものだが、この国において人間以外の種族に権利はなく、だからこそ、ペルセイアの人間は反乱を恐れ続け、そして、その戦闘能力を研ぎ澄ませていった。



・【の大陸】

 ペルセイア王国の更に遠い北。海を挟んだ先にあるとされている大陸。

 世界の開拓の進んだ現在であっても分かっていることは限りなく少なく、分かっていることといえば、かつてこの大陸から【古代アーテナイト人】が現れ、そして現大陸を征服し尽くした事と​…────



 ​────…そこには今も、【魔王】を始めとした【魔族】が住み着いており、人間に対して敵対の意志を見せている。ということだ。



・【存在規模】

 別名:レベル。その生命が持つ総合力。魂の強度とも言うべき物であり、それは質量、筋肉量、魔力量​────その他諸々を含めた、複合的な要素で決定づけられる。



 基本は種族によって差が生まれるものであるのだが、後天的に其れを高めることも可能。

 其れを高める方法は多岐にわたって存在し、純粋な筋トレや瞑想等で筋肉量や魔力量を増やし、結果的に存在規模を増すなどの方法の他



 人間であらば対象の命を奪って【魂】と呼ばれるエネルギーを奪い、自身の器を無理やりに拡張させたり、吸血鬼などであらば吸血によってその魔力を奪い、それをそのまま自身の存在規模へと変えるなど、種族特有の高め方も存在する。

 其れを俗に【存在規模上昇レベルアップ】と呼称する。



・【魔法具】

 別名:マジックウェポン、輝石剣とも呼ばれるそれは、【ノースティア】と呼ばれるアーテナイトの更に北方、【ペルセイア】の特定の地方でのみ採れる魔力を帯びた青色の宝石【ノースティアの輝石】を埋め込まれた道具群。



 輝石剣、そしてマジック【ウェポン】と呼ばれる通りに、大概が武器に使用され、戦場や迷宮攻略などで猛威を振るうが、高価な家具として用いられることも多い。



 然し、家具として用いられているとはいえ魔法具は魔法具、使用には細心の注意が必要である。

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