青魚【短歌連作】
大 杉
青魚
海なんて見ずとも生きていけるけど死ぬにはそれが要るから行こう
お魚さん 当方、油ですけども心あります 揚がってかない?
赤黒い血合を端に寄せながら脂身突つく箸に枝骨
おしょうゆをそっと渡してくれる
なくたって食べていけるし 青白く
二〇度の酒をごくごくこれでぼくほくほく甘い芋になれれば
それがため溜めずにおれぬ息すらも滲みる
グミなんて舐めても溶けて消えるけど白い歯それを噛むから至高
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