ロボット戦記

怠惰水

ロボット戦記2200

第1話 晴天の央

突然だが、この小説を読む前に考えて欲しいことがある。現在我々の住んでいる地球が、2200年にはどんな姿になっているのか。

軽度のガノタの筆者は考えた。これは、そんな筆者が考えた2200年の話である。


とあるコンビニで、過重労働をしている青年がいる。別に、何かに脅されている訳でもなく、自分の夢のために資金稼ぎをしているのだ。これからのテロ組織について、半分意識を飛ばしながら考えているだけである。2200年、この地球は大きく変わった。いや、堕落星だらくせいのせいであると言った方が良いだろう。ここで、地球に起こったことを順に話していこう。


2050年、超人的な運動能力を持った原始人、好戦人こうせんじんが全ての大陸国家を占領した。「文明の進めない人類はチンパンジーだ」と、好戦人に言っていた輩も居たが、今はそんな事を言える者も居なくなってしまった。

2100年、が起きる。欧米で起きた爆発により、奇跡的に生き残った日本人を除いて絶滅してしまった。勿論、日本人だけが無傷な訳がない。人口も1万分の1程度にまで減少し、2200年の今でも、21世紀の前半までしか復旧が出来ていない。

また、2110年の残東内争ざんとうないせんで、関東周辺を残し、ほとんどの土地は海に侵食されるほどまで削られてしまい、内戦反対運動で日本国家は衰退し、ついには日本は、再和という一つの所有者不明土地となってしまった。(所有者不明土地というか、無法地帯である。)

現在、再和には大きく分けて2つの派閥に分かれている。日本再建派と、文明保持反対派で、日再(日本再建派)は、再和の技術力を22世紀まで上げる事、文反(文明保持反対派)は、文明を捨て、自然の再生することであった。この2つの派閥は、市民や建物の大量破壊をしながら、戦いをエスカレートさせていった。

そんな中、この2つの派閥を壊滅させるために、1つの組織、「晴天の央」が立ち上がったのであった。

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