第9話松枝の作った話3
高田さんとドライブした。高田さん曰く、ノアのマリンポリスの顔は把握しているからそいつらが児童保護施設や誘拐を防ぎ、過酷な労働を行わせるための人を獲得するのを防止するためのパトロールをしているらしいが、ナンパしまくってる。初日はそれで終わった。これでいいなら次の仕事見つかるまで続けよう。
次の日
高田さんが銀髪をオールバックにしてバッチリキメている。
キメた格好でカチコチくんという60円で買える、とても固いことで話題のアイスを60本注文し、
『え!?60本も二人で食べきると思われちゃった?』
とかなんとかいいながらマイクーラーボックスでお持ち帰りした。
『さあ本格的な仕事だよ。相棒くん。』
とカッコつけて高田さんは言い、ドリフトターンを決め、高速に乗った。
『あのピンクの痛車あるじゃん?あのアルトの。あれマリンポリスの奴らだよ。』
かっこわるぅー⤵️
と思ったら窓から黒いものが、出てきた。あっ、拳銃ってあるんだー!
とか思考停止してたら、
『前はあずきバーだったんだよねー』
と言いながら、高田さんがカチコチ君を車に投げつけた。クリーンヒット!痛車に描いてあるキャラの顔がへこんだ!固すぎるだろうと思ってたら、パーン!!痛車から銃声が響き渡った。高田氏は即座に避けて、山の斜面を走る。まるでハリウッド映画だ。そしてカチコチ君を車に投げつけまくった。敵がサービスエリアに入った。追いかけて僕がペロペロしてたカチコチ君を投げる。タイヤに刺さり痛車停止。すかさず車から飛び降り引きずり下ろす。カチコチ君で殴りまくる。
敵、泣きながら降参。もう辞めるって。
恐るべきカチコチ君。
最後に髙田さんがこう言った。
『僕、君たちにひとつ謝らなくちゃいけないんだけど、君たちは僕のこと、トムクルーズだと思ってるだろうけど、実は僕、福山雅治なんだよね。』
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