ヒヤナックの街到着と宿屋に泊まる

この腰の痛み

昨日の性行為は夢では無いみたい。

けど

(き、気持ちよかった)

ピコン

『処女喪失』を取得しました。

「(な、何で)」

(ま、いいや着替えて朝食食べに行こう)

朝食を食べて

部屋で準備して

チェックアウトする。

キッセの関所を出るとそこはもう

ラリアン国の領土である。

ここらで、遭遇する

魔物について

(教えてもらうかな)

『はい、この辺りは弱い魔物しか生息しておりません。しかし、奥の方に行くと強い魔物が沢山いるので気をつけてください。』

(主にどんなに魔物がラリアン国領土には居るんだ?)

『はい、主に生息するのはゴブリン、オーク、オーガ、コボルト、ミノタウロス、トロール、バジリスク、コカトリス、スライム、アンデット系ですかね。』

(ありがとう)

街道を進むと

『ヒヤナックの街』に着いた。

『ヒヤナックの街は、別名、冒険者の街とも呼ばれており、数多くの有名な冒険者を輩出している。その為、この街を訪れる人は後を絶たない。』

「へぇー。」

とりあえず、宿を探す事にした。

すると、宿屋の前に1人の女性が立っていた。

「あの~。」

「はい、どうしました?」

「えっと、泊まる場所を探していて、何処かオススメの場所ってありますか?」

「そうですね。私がよく利用している所なら紹介出来ますよ。」

「本当ですか!じゃあ、そこの宿屋を紹介してもらえますか?」

「はい。いいですよこちらです」女性の後をついて行く。

そして到着した場所は

「ここは?」

「はい。こちらは私の実家の宿屋です。」

「実家の?」

「はい。」

「ということはお姉さんはこの街の出身なんですか!」

「いえ違います。」

「そうですか」

「さぁ入りましょう。」

「あ、はい。」

「ただいま~」

「お帰りなさいませ。お嬢様」

「うん。お客さんを案内してきたよ。」

「わかりました。お部屋にご案内いたします。」

「お願いします」

(結構綺麗な感じだな)

『はい。ここは、『ヒヤナックの宿屋』です。女性に人気の宿として口コミで広がっています。料理が美味しいことでも有名です。』

(へぇ)

「お待たせ致しました。」

「ありがとうございます」

「では、ごゆっくりお過ごし下さい。」

「はい。わかりました」

(1泊銅貨30枚って安いな)

『安さが売りのようですよ。料理は別途料金のようですけど』

(そうなんだ)

「お食事はいかがいたしますか?」「あ、はい。お願いします」

「こちらメニューでございます」

・野菜炒め定食 銅貨10枚

・焼き魚定食 銀貨2枚

・サラダ 銅貨5枚

・パン 銅貨3枚

(野菜炒め定食にするか)

「すみません。野菜炒め定食お願いします」

「かしこまりました」

しばらくすると料理が来たので食べた。

そこそこに旨いな。

さて、大浴場に行くとするか

部屋で

着替えとバスタオルを持って

大浴場へ。

「結構広いな」

「そうだな」

髪の毛と体を洗い湯船に浸かる。

「あぁー。気持ちいいな」

ピコン

『感度良好』を取得しました。←なんで取得したし?

『お湯好き』を取得しました。←どんなスキルだよ!

『ゆあみ大島』を取得しました。←どんなスキルだよ!?

(まあ、こういうスキル取得が多いということはわかった)

両腕をあげて伸びをする

「ふうぅ……はあ」

『じじむさい』を取得しました。←おい!

『ババくさい』を取得しました。←おい!?僕は男だ!

『三十路近い』を取得しました。←やめてくれ

(はあ、もういいや……でよ)

風呂から上がり

バスタオルで身体を拭く

服を着替えて部屋へ戻る。

フロントで

『マッサージあります』という紙をみた。

(マッサージにあまりいいイメージが無いけど…………受けてみたい)

『前みたいに襲われないですかね?心配です』

(うーんそれはあるけど……)

『受けます?』

(……受ける)

『貴方様が受けるのであれば止めません』

(ま、お前は実体とか無いから止めようも無いと思うが)

『たしかにそう』

マッサージを受けることにした。

部屋で待っていたら

コンコンとノック音がするので開けると

頼んだマッサージの人が来ていた。

男性のマッサージ師さんだ。

(う、前の時も男性だったような)

前のようなことは無いだろう。

「お願いします」

「では、ベッドにうつ伏せになって下さいね」

マッサージ開始。

背中を指圧される。

(んぁっ……気持ちいい)

「お客さん痛いですか?」

「あっ、い、いえ大丈夫です」

「そうですか」

(あ、そこ気持ちいい)

「ここ気持ちいいですか」

「はい。気持ちいいです」

「強さとか大丈夫ですか?」

「はい丁度いいです」

「では、このまま指圧しますね」

(あぁ~気持ちいいなぁ)

「はい。終了ですお疲れ様でした」

「ありがとうございました」

マッサージ終了

気持ちよかった。

マッサージ師さんは帰って行った。

ベッドに横になる。

(ふぁー……眠くなってきた)

おやすみ。

翌朝、この街での『冒険者の店』に顔を出した。

「いらっしゃい!」

「この街の冒険者の店は初めてなんですけど『アーガスの街』から来たんですけどここはシステムは同じですか?」

「ええ、冒険者の店は基本のシステムは同じです」

(よかった)

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