サクラン初夏の『カク』祭り(白いお皿はもらえません)〜コンビニ店員とOLちゃん〜

🌸桜蘭舞🍒@暫くお休みします!

麻倉もも生誕前夜祭♡ サクラン初夏の『カク』祭り(白いお皿はもらえません)コンビニ店員とOLちゃん♪


 「おはよー♪」



 私の特技は、朝五時過ぎになると勝手に目が覚める事なの。だけど休みの日は、お水を飲んでからまたベッドにもぐり込むんだけどねー。


 おかけでスマホのアラーム音を聞いた事がない! 万が一の為に毎日セットしているけど、無駄な努力になっているのよね。別にいーけど。


 そんなこんなで毎朝六時には家を出るの。

 そんなに早く出る必要は無いんだけど道が混むのが嫌だから。あと、早く着いたら車の中でのんびり『カク』『ヨム』出来るしね♪


 

 私の名前は桜蘭華さくららんか、声優ヲタで、カープファン、最近はWeb小説を書いたり読むのが一日の楽しみになっている。


 ヲタ友には「ユーフォやってる頃のちかぺに似てる」とか言われるけど、私は麻倉ももちゃんの顔になりたかったわ。


 あっそうそう、明日六月二十五日は私の最推し、麻倉ももちゃんの誕生日じゃない!

 

 同い年なのになんであんなに肌、ツヤツヤなのっ? 肌も白いし。

 当日はYouTubeで生配信もやるみたいだけど、どうせ何か食べてばっかりなのよね、可愛いからいーけど♪


 ……話が逸れてしまったわ。


 そんな私の朝のルーティンは、コンビニで朝ごはんとグミを買う事。


 車に乗ってると、なんか口寂しいのよね、ついつい食べちゃう。


 「おはよー♪」

 「オハヨー」


 私のよく行くコンビニに、一年位前から働いている異国の店員さん。


 名札に名前、書いてあるけど、タレントのユージさんに似てるから私は心の中で勝手に『ユージ』と呼んでいる。←JOYでも可


 ユージも裏では絶対私の事『グミ』って呼んでるわ! キーっ


 最初はカタコトで『オハヨゴザャイマフ』とか言ってたのに、今じゃ日本語ペラペラだ。

 そして変なトコで怒る。ユージが働き始めて三ヶ月位経った時なんて……、


 休みの前日、友達ん家で飲んで朝方帰る時お弁当買ったら、


 「アタタメマスカ?」

 「あっ、お願いしま〜す♪」

 「ハシイリマスカ?」

 「いらないよ〜」

 「……スプーンデスカ?」

 「……笑」

 (首と手をブンブンと左右に振り……)


 そしたら

 「ジャ ナニデタベルデスカッ?」

 キレられたの。


 「何怒っとるん? 家で食べるからいらないしっ!」

 「ワカリマシタヨ(ニッコリ)」


 この間なんて、

 「キョウ、キレイデスネ」「アサガエリ?」

親指を立ててニヤニヤ。


 「みんなで遊んでただけだしっ! てか何処で覚えたん? その言葉っ!」


 「テンチョ(ニヤニヤ)」


 確かに仕事場着いてから車の中で化粧するから、いつもほぼすっぴんだけどさ……。


 でもね、優しい時もあるの、私がいつもグミ買うの知ってて、新商品が出ると自分で先に買って、


 「ドウゾ」

 試食させてくれるの!


 「おいしー、いいね、コレ♪」

 「ジャア、カエ!」


 ……優しい、でしょ?


 ※※


 そんな感じで仲良くなったユージに、ある事件が起きました。


 今日は病院で診察あるから仕事は午前中でおしまい〜!


 お昼過ぎだからユージは居ないけど、いつものコンビニでご飯買って帰ろーっと!


 店内に入ったら、何やら怒鳴り声が……、


 どうやらオバハンが店員の女の子(この子も異国の子)に怒ってるみたい。


 そのオバハン、ガタイが良く、横に広くてトラだかヒョウだか知らんけど、顔がプリントされた服着てて……。←太ってるから動物は特定出来ヌ


 どっちが悪いかは見てないから分からないけど、恐ろしくキタナイ言葉で罵倒してるの。


 「オマエさぁ、日本で働かせてもらってんだから、ちゃんとやれよ! オーナー呼べよ、クビにするからっ! とっとと国に帰れっ! 外人は日本に来るなっ!」



 ……ありえないわ。

 あまりの口の悪さと言葉の暴力で、気分が悪くなってしまった。


 その女の子、……大丈夫?


 何と、その女の子は完全シカト! つ、強いっ!


 「オバハンっ! そんな言い方ないんじゃない? その子に謝りなさいよっ!」


 ……って、言いたかったけど、足が震えて怖くて言えなかったの、私。⤵︎


 何も買わず逃げる様に店を出ようとしたら、何と私服のユージが来てオバハンを追い払ったの!


 オーナー? 店長も出て来て一緒に!


 ユージに「あの子、大丈夫?」って聞いたら代わりに店長が、


 「あのオバハン、そこら中の店でアレやってるんだ。ウチは出禁にしてたんだけど……、ゴメンね、気分悪くさせちゃって」


 私よりまずあの子でしょ? って思ったらユージがその女の子に優しく何か喋ってた。(異国語だから分からなかったけど……)


 カッコいいね、ユージ。

 ……あんな顔、するんだ。


 

 私は怖くて何も出来なかった事が悔しくて、情けなくて、そして同じ日本人として恥ずかしくて……、それからユージのコンビニに行きづらくなってしまいました。


 それから一週間程経って、私は朝、ユージのコンビニに行きました。


 そしたらユージ、私の顔を見て、

 「ダイジョブ? ビョーキ?」


 何故か私は泣いてしまって、

 「ゴメンね、あの時何も出来なくて! 日本の事、キライにならないでぇ〜っ」


 ユージは

 「アイツ、アタマオカシイ、ドコノクニモ、ヘンナヤツイル ニホン ダイスキ」


 「うんっ、ありがと♡」

 

 私は何故か許された気がして←何に?

 それからまた毎朝コンビニに通うのでした。

 

 ※※



 そんな事があって、私はユージの事が気になりはじめました。←かと言って相変わらず朝はほぼすっぴん。


 今度ご飯でも、……誘ってみようかしら?



 ……なんて、ちょっとでも思った私、なんなん?

 

 なーんて思いながらある日の夜、割とよく行くラーメン屋でラーメン食べてたら、ユージが入って来ました。


 恋人繋ぎ、して。


 確か……、あの子は昼間のバイトの子っ!


 私を見つけてユージは言いました。


 「キョウ、キレイデスネ!」(ニヤニヤ)


 仕事帰りじゃ〜っ、ボケぇ!



 終わり



 ♪読んで頂きありがとうございました♪



 この話は八割ホントで、後はフィクションらしいです(笑)


 トモダチカラキイタハナシダカラ……ヨクワカラナイケド(棒)

 

 オバハンに会った時、ユージは店に居ませんでした。

 でも実際にそんな人が居たのです! 怖っ


 昼勤の異国のバイト君(実際は男)に怒鳴り散らしてました。


 やはり私は怖くて何も言えませんでした。


 後日、店長(オーナー?)に聞いたら「出禁にしても、たまに来るんですよ」

「何かされました?」


 ちょっと頭オカシイ人みたい。こわっ


 そんなユージですが、私の作品『ちょっと聞いてよ清澄くん』の一話の冒頭で出てきます。

https://kakuyomu.jp/works/16817330650836702097


 そして私が毎朝書いてる近況ノートという名の日記にもたまに登場しますので、よろしければ覗いてみてくださいね!←結局宣伝かよっ?


 それでは明日、ももちゃんの誕生日当日に新作『声しゅきっ💕』と『カクヨム初心者の独り言』をアップするので、そちらでお会いいたしましょう、ねっ♪

 


 



 


 

 

 

 

 


 

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