第21話 ストレス因子
私が死や裏切りについていっぱい書いてきたと思うけど、その度に人が信じられなくなったのも本当のことだった。
最近だと就労移行に通っていた時に突然同じ利用者が倒れたことかな。
その人は自分の倒れたことを重く考えていないし、介護職をしてた時に比べて人から世話になるのは新鮮だとかほざいていたけど、実際に何度も立ちくらみで倒れるから正直、就労移行に行くのが怖くなった。
元気な人が突然倒れる姿を見るのとか私には耐えられなかった。
周りの利用者さんは気にしてないようだったけど、私はすごく怖かった。
耐えられる利用者さんの方が怖いと思った。
私には心臓に負担のかかるもので、すごくストレスを感じていた。
今、その人は検査中でいないけど私は彼が戻ってくる方が断然怖い。
だって、声も大きくて耳が痛くなるから。
でも、良い人なんだよ。
だけど、もう耐えられない。
それとはまた別に話がヒートアップすると声が大きくなる利用者さんもいた。
その人は自分でADHDとうつ病があるって言ってた。
『僕は必ず就職する』って意気込んでいたけど、それがすごく暑すぎてうるさかった。
耳を塞ぎたいぐらいに苦しかった。
多分自慢してるつもりはないのかもしれないけど、精神疾患をアクセサリーのようにして、すごいだろ的な感じで言ってるようにしか見えなかった。
だから、私はすごく不快感を感じたし、リーダー気質なところがすごく鼻についた。
そんな就労移行だけど、1年通ったけど良い場所だったのは間違いないよ。
でも、私は週4日でフル通所で午前も午後も通うことが難しかった。
週3日ですらきつかった。
頑張ろうとしても頑張れなかった。
それがとても苦しかった。
しかも、必ず朝はおはようございます。
昼間はお疲れ様です。
帰りはお疲れ様でした/お先に失礼します。
をいうのを何度も確認するのが大変だった。
それから朝と昼にテーマを決めて一言いうことが辛かった。
考えて喋ることが結構負担で、人の話を聞きながら言うのが難しくてしんどかった。
苦しいけど1年続けたことは今の自分の糧になってると思う。
頑張るって本当に難しい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます