夢に近いところで
みのな
第1話
眠れないこともないけれど、最近よく変な時間に起きてしまう。そういう時はだいたい変な夢を見ていて記憶の断片が残ってて、こんなもの忘れたほうが幸せかもしれないと思いながらメモをとることにしている。
昔は怖い何かに追われる夢が多かった。でも今そういうのをあまり怖いと思わなくなっていて、だからもう夢にも出てこない。出てきてる可能性もあるけど覚えてない。
今は追われるとか殺されるとかより、自分を嫌いになるような生き方をしてしまうことが怖い。死は解放。恥は一生刺さり続ける棘。これ以上は要らない。どうせ刺さるなら可愛い猫の爪とか希望。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます