徒然なる儘に、君を紡ぐ

駄作ハル

君の優しさに

『君の優しさに気付いていれば、運命は変わったのだろうか』




ずっと、あの日の言葉の意味を知りたかった。君の心の奥底の気持ちを。

誰のために?何のために?どうしてそれを僕に?


その答えは、本は教えてくれなかった。歌は教えてくれなかった。

ただ、あの日の景色の中で、君だけが微かに微笑んでいた。


今になって答え合わせをしたいと思っても、きっと君は答えてくれないだろう。


バージンロードを歩く、君の後ろ姿が眩しく見えた。


「君なら幸せになれるよ」

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