「無」への憧れ

@Komaru0608

第1話

この世界はあらゆる「存在」で構築されている。


むしろ、存在しないものでは構築できない。


では、この世界に「存在という存在」が存在しなければどんな世界が広がっていただろうか。


もちろん、答えは「無」だろう。


そこには、争いもなければ幸福もない。


では今、この文章を読んでいる人々に問いたい。


あなたは「無」の世界に憧れるだろうか。


そんな世界には憧れない。


多くの人はそう考えるのではないだろうか。


いや、そう考える人が多くなくてはいけない。


そう考える人で溢れかえる世の中を私は願っている。



だが、現代の移行きは私が望む世界とは反比例している。







「無」という世界に憧れた死体で溢れかえっている。

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