第7話

学園の校舎はとても綺麗だ。

「アイゼル、確か学園には···王太子殿下と王女殿下がいるわよね。」

「そうだよ、シェリー」

「確か私たちと同学年だったような」

と話していると。

「アイゼル、あなたここにいたのね。」

とアイゼルに話しかけてきた女の子がいた。

「···何ですかトリシア王女殿下」

「何でってあなたに会いたかったからよ、隣にいるのは···シェリー公爵令嬢」

「俺はシェリーと教室まで行きますので、この辺で失礼します」

「待って私も」

「じゃあ行こうかシェリー」

「アイゼル、待ってくれないか」

という声が聞こえた。

「何ですか、エイドリアン王太子殿下」

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