◆今日の邪神さん?『魔道士エイボン』

 今日の更新は、今日の邪神さんの番外編だよ! 本編じゃなくてごめんね! 作者は筆が遅いんだ! それもこれもお仕事が悪いよ。お仕事したくないよ! 週休5日を希望するよ! 作者はずっとパソコン叩いたりゲームだけをしていたいよ!


 ※この話は、次の更新まで最新話に置いておくけれど、そのあとはアサヒ達がエボン神父改め、魔道士エイボンと会ったあたりに差し込む予定だよ。よろしくね!



 さて、魔道士エイボンだよ。


 出典はクラーク・アシュトン・スミスの1932年に発表の短編小説『魔導士エイボン』だよ。


 遥か古代、ヒューペルボリア(北極海と北大西洋の間にあったとされる古代大陸だよ!)という土地に王国があったよ。


 そこに、ゾタクア(土の大神、アサヒが大好き怠惰のツァトゥグア様の異名だよ!)を信仰している黒魔道士エイボンという男が居たよ。


 彼はゾタクア信仰お推し進めていたんだけど、それを良しとしないヘラジカの女神イホウンデーを信仰する神官モルギに追い詰められ、ゾタクアに祈ったよ。するとゾタクアは、今では土星と呼ばれる星、サイクラノーシュへの扉を開き、エイボンはそこに逃げ込んだんだよ。


 そこはそれはそれは奇妙な場所だったよ。エイボンを追って、神官モルギもそこへやって来たのだけど、彼は困惑するしかなかった。ほとんど発音することができない複雑な名を持つ異形の神が歩き、地球とは全く違う灰色の荒野が景色が広がり、流体金属の湖が流れ、緑がかった黒の空のサイクラノーシュ! モルギは途方に暮れ、エイボンと行動を共にするしかなかったよ 


 モルギはエイボンを許すわけでは無かったけれど、結果として、そこで二人して生きることになったよ。現地部族に気に入られたりして、二人は最終的にサイクラノーシュでそれなりの地位を得て人生を全うしたよ。


 ただ、二人は地球には帰らなかった。モルギが消えたことで、地球のヒューペルボリアではイホウンデー信仰が途絶え、邪悪なゾタクア信仰が蔓延した。そのために滅びたというオチが付くんだよ。


 この奇想に満ちた惑星描写を擁する小説は取っつきずらいんだけど、なんだか気になる物語だったよ。追うものと追われるものである二人の男が、はるか異星にとばされ結局帰ってこなかったというだけの話なんだけどね。


 エイボンの書というものがあるよ。この話の主人公エイボンが書いた(もしくは弟子が編纂した)と伝わる魔導書だよ。かの有名なネクロノミコンアル・アジフにものってない、太古の神秘が記されているとされているよ!


 クトゥルーじゃなくてもそうだけど、神秘界隈において魔導書の類は、古ければ古いほど隠された神秘に近く強力であるというのはお約束だね!


 仕事ぶっちの中でのエイボンは、このサイクラノーシュに渡った魔道士エイボンの転生体であると設定しているよ。現世によみがえった彼は最初の内は夢からの啓示により、霊能力者エボン・リーとして活動していたけれど、ナイアの襲撃に会い、前世(魔道士エイボン)としての記憶と秘術を取り戻したよ。


 その後、彼の神であるツァトゥグァと合流し、現在世界に起こっている異変に対して動き始めた――という感じだね。


 彼は、最古の魔道士として、素晴らしい知識や、術を保有しているよ。彼がもつエイボンの書にもいろいろヤバい術があるんだろうね! 一冊貸してほしいよね。


 アサヒたちがどこでもドアとして使っている黄玉石板トパーズ・タブレットは、エイボンがサイクラノーシュに旅立った時に使ったものと同質のものだよ。


 彼は、マツリカちゃんとシノンちゃんに何か仕込んでいるみたいだね。今後それが発揮される事を楽しみにしていてね。


 エボン・リーは元々魔道士エイボンのつもりであったのだけれど、ミスリードとして神父・黒衣を着ているなどで、エジプトからやって来た黒い聖職者=ナイアルラトホテップの要素も入れていたよ。


 まぁ側にシスターナイアがいたからね。なんか這いよってんな??? って感じてくれれば良かったよ。実際這いよってたしね!


 さぁ復唱しよう。

 魔道士エイボンは最古の大魔道士。偉大なるゾタクアの使徒。


 悪しきものよ今すぐ『イクイ・ドロシュ・オドフクロンク』意味は『立ち去れ』だよ。 いあいあ つぁとぅぐあ

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