奈菜子 予約の取れない風俗嬢
五鬼丸
奈菜子 二十歳の誕生日
今日は奈菜子の二十歳の誕生日…
でも奈菜子は働いていた。
この4月から風俗嬢になって5ヶ月間、奈菜子は毎日働いていた。
月曜から土曜の9時から23時はホテヘルとして働き、日曜日は地元のケーキ屋さんでバイトをしていたのだ。
3月まで奈菜子は真面目に女子大生に通っていたが、大学に休学届を出し風俗嬢になっていた。
来年4月には大学に復帰する予定だ。
「誕生日だし仕事終わったらボーイズバーでも寄ろうかな…」
奈菜子には推しの男の子がボーイズバーにいた。
奈菜子は滅多に外泊しなかった。
高校時代いろいろあって、お母さんがうるさかったからだ。
でもそんな母とも最近は分かり合えていた。
風俗嬢になった事も母に話し、3年前から家族旅行にも行くようになっていた。
「ボーイズバーで2時間ほど飲んだらタクシーで帰ろうかな…」
ホストやボーイズバーの枕営業を期待する風俗嬢もいるが、奈菜子が求めているのはアルコールと癒しだった。
推しの男の子がいるボーイズバーでお酒を飲む事が奈菜子にとって最高の癒しだった。
誕生日の今日も朝9時から何人もの男の相手をして奈菜子は疲れきっていた。
フェラやスマタは勿論、浣腸、アナル中出しまでこなす奈菜子はフルオプションの超人気ホテヘル嬢だった。
フルオプションだけでなく、奈菜子はFカップの素晴らしいプロモーションと恋人と錯覚するような接客で男達を虜にしていた。
月曜から土曜の9時から23時まで、食事をする暇もないほど予約で一杯だった。
だからこそ奈菜子は癒しが欲しかった。
「やっと最後のお客さん…誕生日最後のお客さん…」
奈菜子は呟きながら客の待つ部屋に向かった。
扉を開けると30前後の男性がバスローブを着て待っていた。
店のシステムで、体を洗った状態で待つのがルールだった。
菜菜子は挨拶もそこそこに、抱きつきキスをして即尺しようとした。
「60分のコースのお客さんだから急がないと満足してもらえない。」
と奈菜子は思ったからだ。
すると男は残念そうに話しだした。
「受付の人からアナル中出しは75分からと聞いたんだけど無理なの?いつも予約で一杯で今日やっと予約できたけど、最後の60分しか空いてなかった。」
「それにミミちゃんは、気に入ったお客さんとは裏アナルもしてると聞いたんだけどダメなの?」
ミミちゃんは奈菜子の源氏名で裏アナルは本番を意味していた。
奈菜子はアナル中出しだけでなく、本番中出しも出来る特別なホテヘル嬢だった。
店長もそのことを把握していて、非公式に奈菜子の売りにしていた。
「初めてのお客さんにはお断りしてるんだけど・・・」
と言いながら男をよく見ると、男は奈菜子の好きな細身のイケメンだった。
「しても良いけど時間もないし、これが終わった後改めて会いません?ホテル代だけで大丈夫ですよ。」
奈菜子はこの細身のイケメンとお酒を飲めればボーイズバーに行くより癒されると思ったからだ。
「それ良いね!ぜひお願いします!」
男は大喜びだった。
「その代わり、お酒とおつまみ用意してくださいね。ホテルで一緒に飲みましょうね。…
「俺も飲むほうだから、凄く楽しみ!」
奈菜子は仕事以外でもよくお客さんと会っていた。
もちろんお客さんは奈菜子との濃厚なSEX目当てだったが、奈菜子は気に入ったお客さんとお酒を飲みながら話をするのが好きだった。
「タダでおいしいお酒が飲める…」
奈菜子は細身のイケメンと談笑しながら飲むお酒が何より好きだった。
誕生日の最後のこの男も細身のイケメンだったので自分から誘ってしまったのだ。
結局奈菜子は60分コースなのに本番中出しまでしてしまった。
そして益々この男を好きになっていた。
体の相性もSEXの相性も奈菜子は気に入ってしまったのだ。
「小さ過ぎたらつまらないし、大きすぎると痛い…それに好みの体型と顔だったので凄く気持ちよかった…」
コースの時間となり、連絡先を交換した奈菜子は一旦店に帰らなければならなかった。
「プレー代を店に持ち帰るのが面倒臭いわ…」
体の相性が良い男を奈菜子は何人か知っていたが、こんなにしっくりくる男はいなかった。
「贅肉の全くない体を久しぶりに見たわ!それに顔も凄く好き!久しぶりにセフレ候補にしようかな。」
初体験がセフレだったので、奈菜子にとってセフレは、男との付き合い方の常識だった。
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