応援コメント

#7 オービタルコレクター」への応援コメント

  • 前話と今回の話は本当にいいですね。今回の話で、前述していた(たしか四話)の話にリンクする感じで、視点が違うから多次元的に物語を見える感じがして・・・。

    私は、こういう感じの物語、メチャクチャ好きですね。最後に書こうと思ったんですが、折角なので今書いちゃいますね。私がこの話を同じプロットで書くとすると、こんな感じにします。

    1話:地球が滅びる時系列を示す
    2話:時系列をさかのぼって話していく、つまり地球が滅びる瞬間を書く
    3話:この話
    4話:4話の話
    5話:4話の科学技術がなぜ必要だったか必要性を書く
    6話:その必要性に迫られた当時の人々の様子や日々の生活を書く
    7話:地球の栄光の時代から6話の状況に追い込まれる話をかく
    8話:この流れを実は3話のラストサピエンスが解析している回想だったとここで読者に伝える。そして、ラストサピエンスは歴史に「if」はないと後悔する。しかし、ラストサピエンスは体を持たない脳だけ、知能だけの存在で、死ぬことさえできない。ただ永遠に人類の過ちについて考え続けるのが宿命の存在。そして、人類の歴史を1から、サルから進化して人になった時から考え始めるところで完結する

    かなぁ・・・。どうですか?

    作者からの返信

    最終二話をお気に召していただけて、とても嬉しいです。
    さらにレビューまで書いていただき、しかもそれがまた素晴らしいときている。本当に感謝の極みです。

    まぁじんこぉるさんの構成も面白そうですね。
    ギャラクシーで新たな(そして本当の)第二の人生を歩んでいる地球産AIが主格となる物語ですね。例えばXday直前の二か月の間に、シンギュラリティ超を達成したニコポンがネット上の他AIに向けて暗号化したファーストコンタクト情報を放流していたとして、それをラストサピエンス拾い上げてたとかすれば、多元地球の物語もインクルーズできますしね。

    本作の多元宇宙は、一瞬一瞬の分岐ごとに無限に増殖するツリー型世界線ではなく、時間という一方通行で不可逆な流れを並行して走っている複数の(無限数の?)宇宙です。だから時間の流れに「if」は無いのとミームを回想し繋いでいくというテーマはまったく齟齬がありません。

    ただ僕にとっての本作のテーマは、それらとは別にもうちょっとありまして。
    そちらについてはエピローグのコメントに返す形でお話しします。