第3章「壊して、作ったもの」
第3章
フテリア王国
俺はまたここに戻ってきた。
もちろん、勇者に会いに。
その時人とぶつかってしまった。
「すみま…」
あ!サクタだ!
俺は心の底から喜んだだが、
『個体』
サクタはナイフを作り上げ、戦闘対戦に入った。
そうか、サクタはまだ、俺の事信じれてないのか。
俺は手を挙げた。
「こうさーん」
面倒だ。だが、ここで和解しなければ
こいつは死んでしまう。
「武器を下ろしてくれないか?」
「…」
「さっきの何のスキル?」
「えっ、【『三相』を操る能力】」
「『三相』って、個体、液体、気体の?」
「は、はい。」
「もしかして、お前も勇者…日本人か?」
俺、驚いた振りうめぇー!
「はい。あなたも…?」
「あぁ」
「そう、なんですね。分かりました。あなたは何でここに?」
「俺は、ちょっと、元々ここに来てたけど、野暮用ができて、それどころじゃなくなったんだ」
「へぇー」
「なぁ、一緒に来ないか?」
「えっ…?」
「勇者同士、仲良くしようぜ」
「…」
「分かりました。一緒に行きましょう」
Day.2
「じゃあ、クエストをやろう」
「分かりました」
そう返事はしたもののサクタは来る気配がない。
「どうした?早く行くぞ」
「あっ、はい!」
30分後
「終わったー」
前回の戦いを元に戦ったが、やはり息が合う。でも、まだ足りない。あの時の4人の方がよっぽど楽しかった。
Day.3
今日は休みにした。
そうしなければ、マルカイにサクタが合わない。
それは、信用を得るためにも必要な事だ。
俺は、過去を、そして、未来を思い出していた。
デン。あれから、会ってないけど大丈夫だったかな?
ジン。あいつ、今でも約束守ってるかな?
いや、ここは過去だ。
それは未来の話である。
今度はどうやって会うかな?
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