第5章開幕

サエシン王国。

一人の勇者はここで追放されたばかりであった。

「これからどうしよう…」

彼女もまた、変なスキルだと言われ

どうしようかとしていた。

「?」

三人ぐらいの集団を見て不思議に思った。

全員、日本人の見た目をしていたのだ。

「あのー」

「なんですか?」

「あなた達、勇者ですか?」

「はい」

「私も勇者です」

「そうなんですか」

「はい」

「スキルはなんなのだ?」

「私のスキルは【重力を操る能力】」

「!?重神では無いか!」

「え?それ、英雄譚の?」

「そうだ!貴様、まさか英雄譚を知っているのか!?」

「まぁ、」

「なら、仲間になろう!」

「えぇ!」

「そうだな。仲間がいた方が心強い」

「え、でもこの王国から追放されたばかりですよ」

「そうか、実は俺もなんだ」

「えっ!じゃあなんで!?」

「ここが、魔援。簡単に言えば、魔王の仲間が集まった国なんだ」

「じゃあなんで、私たちは追放されたの?」

「召喚、鑑定、全て機械にやらされているそうだ」

「つまり?」

「機械がバカすぎて俺たちは追放されたんだ。」

「えぇ…」

「行くぞ、日々のストレス発散だ。あの時はよくもやってくれたな。ぶち壊す」


30分後…。

「とりあえず、この国の奴ら全員いなくなったが、まだだな」

「そうなの?」

「あぁ、あいつがいない。あの忌々しい奴が」

「ふーん」

「ここは魔援の本拠地だ。いずれは帰ってくるだろう」

「じゃあ、我らはこの国を使い放題て言う訳か!」

「あぁ、そうなるな。」

「やった!どこに行こうかな!なぁなぁ!」

「とりあえ住む所は皆一緒にしよう」

「えぇー!」

「敵が来ても1人でいたら危険だ。出来るだけ皆一緒に」

「分かったよー。だが、行きたい所は山ほどある!行こう!」

「はいはい」

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