第1話

冒頭でもお話しましたが、わたしは生まれつき“靈感”というものがありました。


ですが、視えるだけでスピリチュアルカウンセラーを目指し始めるまでは、何かの役に立ったことはありません。


小さい頃は、自宅のトイレにまだ生きているわたしのおばあちゃんがニコニコと笑顔で便座に座って居たり、お墓参りに行った時に、とあるお墓の上にスーツ姿の男性が腰掛けて居たり・・・当時のわたしは、幼いこともあり透けた姿をしているのに、余りにも普通の人のようにそこに居るから怖いという感覚にはなりませんでした。

「おかあさーん、トイレにおばあちゃんがいる」と伝えに行った記憶があります。

母は氣味が悪かったでしょうね(笑)


大人になって、この頃の話をした時、母は知らないおばあちゃんが居るのだと思っていたことが分かりました(笑)


わたしはお喋りだったけど、文章として上手く伝えるのが下手だったので、わたしのおばあちゃんというように伝えられなかったんでしょうね。

今でも、文章として正しく伝えることは苦手です。

国語や文章が得意な頭脳派さんには、わたしの言っていることが分かりづらいこともあるかもしれません(笑)


小学生くらいまでは、目に見える幽靈さんたちを怖いと思うような体験をした記憶はあまりありませんが、それとは裏腹に、小さい頃はよく悪夢に魘されました。


印象に残っているのは、仕事から帰ってきた母を出迎えたら、母の脇腹から血が流れている夢。

また別の日には、同じように仕事から帰ってきた父を出迎えたら、父の首が落ちる夢。


記憶では、小学生低学年くらいだった頃のわたしにとっては、とても恐ろしく泣いて起きることが、よくありました。


同じ夢を何度も見ることもありました。

よく見たのは、その頃住んでいたアパートを津波が襲ってくる夢と、必ず学校に一人というシチュエーションで、近くの山からクマやライオンなどの怖い印象のある動物が学校の中に入ってきて、怯えて隠れてる夢。


泣いて起きたわたしに、母がよく教えてくれたことがありました。

「怖い夢を見たら、五井先生と呼んでごらん。必ず助けてくれるから。」

わたしは、母のその言葉を素直に受け入れました。


まだ小学生のある日、うーんと高い雲の位置くらいまでありそうな塔を登っていると大地震が来て、塔が倒れました。その時、白い光のたまが助けてくれた夢を見たことがありました。


五井先生を写真で撮ったものを現像した時、白い光のたまとなって写ったそうです。

五井先生は、宗教白光信仰会の開祖です。興味深いですね。


夢で助けてくれた白い光のたまは、五井先生だと思っています。

怖い夢を全て語っていたら、皆さんのお時間を頂き過ぎてしまうので、この辺で・・・(笑)


怖い夢しか見なかったのだろうか?と思ってくれた心優しい方がいらっしゃいましたら大丈夫です。

わたし、とても可笑しな変な夢もよく見ます(笑)


氣分転換に、わたしが見た夢の中でもトップ3には入るであろう可笑しな夢をおひとつお話しますね。


辺り一面は、黄色や白などの優しい色合いのお花。特に可愛らしいピンクが印象的なメルヘンチックなお花畑の中を素っ裸な波平のおじさんが「あははははっ♡うふふふふふっ♡」と、なんとも幸せそうに、高らかに軽やかにスキップしていました。

このワンシーンを数秒見ただけの夢。夢の世界は摩訶不思議ですな。




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