士官学校という名の地獄に縛られるが死にたくないので強くなる 〜誰かこの地獄から助けてくれーー!!〜
熊の蹄
第一章 始まった士官学校生活(地獄)
第1話 始まり
魂の色それは選別
魂の強さそれは器
100年前この世は魂の力「魂力」を発見しその力を使いあらゆる発展と争いが起きた
それから100年後のある日本の士官学校の生徒の少年の物語
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俺の名前は
正直言って軍人にだけはなりたくなかったが、受験した高校がすべて落ちたからなくなく強引に入れられた。
ここに入れられるぐらいなら進学したくなかったのに、断る暇もないぐらいのスピードで入れられた。
「は〜」
ため息しかでない、今まさに入学式の途中でなんか偉そうな人が前に立って喋ろうとしている。
「諸君!入学おめでとう、1人の軍人として国立総合士官学校への入学を歓迎する!」
あー始まったー面白くもない演説みたいなのが、俺は平穏な毎日を過ごしたいだけなのに。
そう思いながらも話を聞き、正確には右耳から左耳に通過させている。
「以上!諸君らのこれからの士官学校人生が豊かになるよう幸運を祈る!」
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ
そんなパチパチするような事喋ってたかな?はっきり言って何を喋っていたかも覚えていない。
『以上で入学式を終わります、では早速授業があるためご自身のクラスへと戻ってください、親御さん方は一旦そのままでお願いいたします』
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜早速授業かよ、ありえねーーーーー。
「ちょっと何してんのよ九郎」
この声聞いたことがある。
振り返ってみると、そこには側から見たら美少女、俺からしたら悪魔みたいな奴がいた。
「聞いてんの?」
「あぁ聞こえてるただ無視してるだけ」
「はぁー!失礼なんだけど!別に私何もしてないのに!だからあんたはetc」
このいちいちうるさい奴は俺の幼馴染みの
コイツも俺と同じで代々軍の重鎮を担ってきた家に生まれだ、ただコイツの将来の夢は軍人、俺とは相容れない運命だ。
「ちょっと聞いてんの?」
「あー聞いてる聞いてる、それよりさっさと行くぞ」
「あんたが邪魔だったから私は待っってあげたのーーーー!」
「明らかにお前の方が邪魔だろ」
そんな話(言い争い)をしていたらいつの間にか自分のクラスについた。
「はーお前と一緒のクラスか」
テンション下がるーー。
「なんで嬉しそうにしないのよ!こんな美少女と一緒のクラスなのに!」
「お前の性格を知ったら誰だってそうなる、後本当に可愛い人は自分で美少女って言わない言っていたとしても碌な奴じゃない」
「は〜私は大人だからこのくらいしてあげる」
何がこのくらいにしてあげるだよ、こっちのセリフだ。
「それよりやっぱりこのクラスになったわね」
「あぁー、だから嫌いなんだよこの忖度文化が!」
俺たちのクラスは1クラス、クラスは1と2があり、1が優秀2が平凡という文化がこの学校にはある。
優秀じゃなかったとしても軍のお偉いさんの息子や親族は必ず1クラスに入る、証明もできるなぜなら、俺は入学テストを白紙で提出したのに結果1クラスになっているからだ。
人数は1クラスが10名、2クラスが50名となっている。
落ちようと思ったのに!よくも合格にしたな!忖度しか脳がないのかよ!
「私もそこだけは同意、いつかこんな文化だけでも消せるようにこれから頑張るわよ」
「そこだけは俺も賛成だけど俺は軍人になんかならない」
「まだ言ってるの⁉︎」
「絶対にならねーからな」
「はー呆れたそんな事言ってるのによく入れたわね」
「テスト白紙で出して受かるなんて聞いたことあるか!忖度しすぎだろ!まじで!」
そんな話をしていたら
「おい」
「「うわー!」」
突然後ろから声をかけられ振り返ると、いかにも仕事ができそうな女の人が立っていた。
「授業を始めるからさっさと教室に入って着席しろ」
「「はい!」」
そう言って素早く教室に入って着席した。
(ちょっと!)
(なんだよ!)
(さっきの話聞かれたらまずいんじゃないの!)
(だから聞いていないことを祈ってるんだよ!)
最悪なことに聞かれてしまったかもしれない。
「では授業を始める」
幸先悪すぎてお腹が痛い。
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