どちらかというと現代ファンタジーとも言えそうな話でした。全体的にとても安定した文章で読みやすく、かつ話のつながりも自然でとても面白かったです。細かく内容を書くとネタバレになってしまうので伏せますが、一人の人間を特定するための『何か』についても考えされられました。とにかく読んでください、というのが一番です。そこそこの長さはありますが、充実した時間を過ごせること請け合いです。
舞台設定もストーリー展開も素晴らしい!つい、先がどんどん知りたくなるような作品です。村上春樹の『1Q84』を読んだときの興奮感をつい思い出しました。たくさんの人に読んでもらいたいです。