S16 林檎狩り 2月10日

――オジロリオ――


▶久々に訪れたオジロリオは、かなり建物が減ったり、門もボロボロになっていますが健在です。いつもの門番さんもにこやかにぽけっと立っていて、戦火の跡は感じさせますが平和なのだと感じます


槍門番「やあ、久しぶりだね。君たちがアイオンをやめてなくてよかったよ」


花梨「随分と様変わりしましたが……今の所平和そうですね」

ハル「賠償責任とかなくてよかったよ。マジで」

ミュシア「おじさんはやめなかったのぉ~?」


槍門番「僕はミオナちゃんにこき使われてるからねえ……。ミオナちゃんに用かい?」

エウリレ「いえ、今日はたまたま寄っただけなんです。紅葉酒場にでも顔を出そうと思ってます」


――オジロリオ 紅葉酒場――


▶酒場にやってくると、エウリレが依頼を見に行きました。君たちのもとに、デブのおじさんが声をかけてきます。サービスでジュースを貰います


おじさん「ここのシードルはうまいだろう?」


ミュシア「おじさんのこれ大好き~。もっとほしいなぁ」

リアン「うん、美味しいねー」

あんず「いつもありがとうございます!」

花梨「ちょっと勿体ないかもしれませんが、料理に使っても良さそうな香りですね」


おじさん「そうだろう?シードルはオジロリオの名産でね。欲しいならおかわりもどうぞ。別の街に行ったときに宣伝してくれると嬉しいね」

おじさん「そういえば、最近はこの辺りに吸血鬼が出るらしいね。君たちも外に出るなら気をつけるんだよ」


タテワキ「そうだね。今はこの辺かな」


エウリレ「今日は戦闘って気持ちでもないんだ。リンゴ狩りにしようかな」


タテワキ「わかったわ。じゃあ依頼受注しちゃうからね」


▶タテワキは紙を1枚上空に放り投げた瞬間、その紙が真っ二つに斬られスタンプを中央に押します


タテワキ「じゃあ依頼達成したらこの紙をここに持ってきてね。完了したかは判でわかるから、証明の首とかは不要よ」

タテワキ「リンゴ狩りは現地集合です。ここから北東です」


花梨「良いですね。りんごはどうしても便利な食材ですから」

ミュシア「おじさんのシードル原料全部食べてわからせてやるんだ~」


――オジロリオ 北東――


▶斜面に林檎がたくさんなっています。いつ来ても林檎が取れるらしく、毎日収穫に追われているとの話でしたが、担当者の人っぽい人が冷や汗をかいているのが見えます


リアン「おおー、見るからにすくすく育ってる、いいねー」


痩せない主義「いやぁすみません。今日はミオナちゃんに怒られちゃってリンゴ狩りは中止になっちゃってて……」


花梨「それは……残念です」

ミュシア「ねぇ。あなたここの担当者さん?豊作だって聞いてたからいい顔しながら働いてると思ってたのに何で冷や汗かいてリンゴ狩りも中止になっちゃってるの?」


痩せない主義「最近この辺りで失血死してリスポーン送りにされる殺人事件が多発しているんです。人の目があるところ以外だと危ないっていうミオナちゃんからのお達しで」

痩せない主義「巷だと吸血鬼とかなんとか言われてますけどね。アイオンに吸血鬼なんてものはいないから、余計危ないんですよ……」

痩せない主義「もしミオナちゃんに許可取れたらリンゴ狩りしてもいいですよ。ここにあるあんな完熟した林檎、取らないのももったいないですしね」


リアン「りんごの果汁だけ吸ってるとかならまだいいのにねー」

ミュシア「ふーん。今取ったらどうなるの?」


痩せない主義「僕の管理責任になるのでやめてもらえると……」


花梨「吸血鬼に関して判明するか、吸血鬼を退治するかしない限りは再開できない、ということでしょうか」


痩せない主義「ミオナちゃんも頑張ってるみたいなんだけどねえ、やっぱオジロリオってそんな戦える人いないから……」


ケリス「ぜってー嘘だぞ。アルカディアから防衛しきるような街だぞ」

花梨「これ程のりんごを前にして出戻り、というのは少々寂しくあります。当機のレシピを披露する機会があると思ったのですが……」


エウリレ「取り敢えずミオナちゃんに事情聞いてみようか。なんなら僕たちなら許可が取れるかもしれない」


――オジロリオ 領主の小屋――


▶ミオナは部屋の奥でやっぱり剣を研いでいますね。ただ、返り血でべっとりとしていて、面倒そうな顔をしているのが一目でわかります


ミオナ「んー?今ちょっと忙しいんだけど……、――ってなんだ。君たちか」

ミオナ「特に取り立ててはないんだけど……、賠償金とか払ってくれるつもりになったとか?」


ハル「ははは……いくらになるか想像もつかないぞ……」

ミュシア「mgmg」

エウリレ「リンゴ狩りの許可を取りたいんだ。なんか今中止になってるみたいじゃない?」


ミオナ「ああ……。そっちか。うーんそうだなあ、うーん……。君たちの素性的に説明しにくいな」

ミオナ「ああ、直接説明させたらいいのか。ジョン!」


▶小屋の陰からおどおどとした少年が姿を表します。かなりでかい巻角に、かなり立派な蝙蝠羽根をしています


ジョン「ヴィヌズの家の末端に連なるもの、ジョンです……。吸血鬼を疑似的に作成する目論みのもと、吸血鬼から生れ出でた実験体として生まれました」

ジョン「本来であれば数週間も保たないような儚いもので、僕たちは覚えてもらうために命を燃やします。ですが……こちらの世界だとずっと存在し続けることが出来るのです」

ジョン「こちらに来たのは事故のようなものなのですが……、最近、吸血鬼の名を騙るダークエルフが無差別に通り魔事件を起こしていまして」

ジョン「非常に不本意ながら、そのせいで皆々様からの覚えも良いのですが……。僕としては記憶に残りたいのです」


ミオナ「まあ、そういうことなんだよ。だから、犯人のダークエルフさえしばいてくれたら別にリンゴ狩りでもなんで、も……」

ミオナ「――ああ、いいよ。リンゴ狩り。多分1人でいるところに襲ってくるから返り討ちにしてやればいいんだ」

ミオナ「私ならともかく、君たちの名前はオジロリオを火の海にした災禍の悪魔、ミュシアと愉快な仲間たちとしか伝わってないからね」


ミュシア「?」

花梨「……本人に自覚が無いのが困りますね」

ハル「餌もあるしちょうどいいのか」

あんず「ダークエルフって、前に別のところでもめいわくかけてましたし、どこにでもいるんですね」

あまねまる「ところで思ったんですけど、ヴィヌズ家ってなんです?」


ジョン「ああ……、ヴィヌズ=ジョーヌ・エクレールを始祖とする吸血鬼の命脈のことです。研究の為に僕たちが毎週作り出され、名前を与えられ、消える役目を背負ってるんです」


ドリトス天使「あー……。隠れ住んでるだけでアイオンに吸血鬼って最初からいたってことなんすね。アプデで増えてないから表示されることもないと」

ミオナ「その辺はおいおいってことでさ、取り敢えずリンゴ狩り楽しんできなよ。オジロリオの林檎は美味しいんだよ」


――オジロリオ 北東――


▶許可を取ったことを聞かされた小太りの男、痩せない主義はびっくりした様子を見せますが、すぐに営業スマイルを浮かべます


痩せない主義「ミオナちゃんに実力があるって認めてもらうって中々ないんですよ。取り敢えず区画の説明をしますね」

痩せない主義「主に4つのエリアで構成されています。北東はあまーいりんご、北西はすっぱいりんご、南東はみついりりんご、南西はドラゴンエールが名産品ですよ。欲しい林檎を目当てにしてください」

痩せない主義「林檎はどれだけ取ってもらっても構いません。余るようでしたら、こちらが労働の報酬として、少ないですが素材と交換させてもらいます」


北西

▶リアン 罠知識

 成功

▶花梨 自炊

 クリティカル


南西

▶あんず 早業[卒論]

 成功

▶ミュシア 曲芸

 成功


▶襲撃判定

▶ミュシアだけ、急に激痛が走ります。ふと下を見ると、お腹が割かれています。鋭利な刃物で斬りつけられたようですが、姿は見えません


ミュシア「!」

ミュシア「なぁにこれぇ」

エウリレ「ミュシアちゃん、大丈夫?」

ミュシア 「そう思うなら治してほしいかも~」

ハル「すまん……。俺もやられて……」


北東

▶リアン 植物知識

 成功


北西

▶花梨 自炊

 失敗


南西

▶あんず バランス[卒論]

 成功


▶ミュシア ラージベリィ

 300回復


ミュシア「私はここで寝てるよ」

ハル「はたらけ……」


▶襲撃判定

▶風のようなものが吹いたと思ったら、気づいたら出血しています。矢のようですね


あんず「がふっ、の、のど……が……」

あまねまる「あぅ……。ど、どこから……?」

ミュシア「寝てただけなのに~。なんで~」

リアン「あたしは植物ー……あたしは植物ー……襲われませんようにー……」


北東

▶あんず 心理学[卒論]

 成功


北西

▶花梨 自炊

 失敗


南東

▶リアン 誘惑[啓示[終わりなき病の処方箋]]

 成功


エウリレ「僕以外が死屍累々だね……。一応リンゴ狩りでどれくらい取れた?」

ケリス「にしても闇討ちが激しいな。確かにこれだと外出たら死だわ」

ドリトス天使「取り敢えず態勢を整えて、誘き出すのが早そうですね。エウリレさん、どうします?」


エウリレ「一応当たりはつけてる。多分弓のようなものの狙撃だろう。痛みがないから毒か何かが付着してるんだろうね。円形に周回してると思うから、攻撃に合わせてあまねまるちゃんが引き寄せると叩けるだろう」


ケリス「なるほど。じゃあその間にボコボコにする準備だな。ミュシア、てめーも回復してやる」

ミュシア「ツンデレ~」


▶あまねまる ギガヒール ミュシア

 369回復

▶あんず ラージベリィ


ミュシア「おお~。これが施し……。悪くない」


▶戦闘前行動 あんず サンドウォール アーススパイク 鋭招来 剛刃招来 

▶戦闘前行動 花梨 戦闘支援機能オン(受け流し、イスティドラール、スヴェル、カットイン、昼の壁、夜の壁、きた!盾きた!メイン盾きた!、心の中の王子様、ラマンヴェルト、ミストラルブーケ、ヴァリアントウィル、サンドウォール、アーススパイク、マテルヌス・マエスティティア)

▶戦闘前行動 リアン 蒼星 蠱惑する霧 カンデーラ ウーア 砲火術習熟 幻術習熟 エレメントボム 刻印蟲 ブィストロター トップペース アヌトゥパーダ ニノマエトウマ エレニウムピクシー エレニウムサラマンダー 追伐 ブレイジングインターセプト

▶戦闘前行動 ミュシア 国栖 マディエ 呪術習熟 ブリッツホーネット ルチアの錆 強化装甲:千早 描けば出る キスタップ


花梨「敵性反応アリ!向こうの方から来ています!」

エウリレ「あまねまるさん!お願いします!」

あまねまる「よいしょっと!」


▶あまねまるがそのまま空間ごと引っ張ると、ダークエルフの弓術士が姿を見せます


弓術士「くっ……。"王"にはなんとしてもアサマカラット派に来てもらわないといけないのに……」

弓術士「スキャベナビッチの血にかけて、お前らを殺す……」


ミュシア「……お前ね?」

ケリス「もう逃げれねえぞ!ドリトス!罠はどうだ」

ドリトス天使「あまり動くとドカンですよ。あんずさん!後はお願いします!」

リアン「あたしの専売特許ー……」


あんず「えっと、ど、どかーん!」


▶仕掛けた爆弾の爆炎で左右の道を破壊して退路を削ります


[ウデクラプトン]

[描けば出る:エストレリータ]

[キスタップ:ジェフキラー]

[憧れの荒鷲]

[高原の月:ベンドラウン]

[魔眼]

▶ミュシア 生命抵抗

 失敗

[アシカビトウナス]

[真実を見抜く瞳]

[潮風と太陽]

[ハルピュウェス]

[砂嵐[すなのちから]]

[ハルピュマウアー[エイリオの意志(付属。追撃限定追加ダメージを2倍)]]

[羽生の羽根帚]

[灰燼の電熱砲]

▶リアン 罠知識

 成功

[ディグダグポン]

 13ダメージ

[厄災のシャイロック]『アシテプト』『ポルッカ』


▶あんず 武器罠 剛刃招来 石化付与[ゾディアーツ]

[ユニコーンシール:剛招ビート]

[エルマガトリング:鋭招来]

[トライスフレア]

[落とし穴[カムイリムセ、カムイフムケスプ]]

 92ダメージ

[カズーラのドレインシード:ヘイスト[アトラの落とし穴]]

[灰燼の電熱砲]

▶リアン 罠知識

 成功

[ディグダグポン]

[虚数の影:エレメントトラップ:ヒューリアスバースト]

[ソムニウムの眠り姫:セントリーガン]

[ゾビルフォティア]

▶ミュシア 通常攻撃[足刀蹴り/小手打ち、旋風、先の手「発」]

 ファンブル[攻撃禁止] 中断処理

[砂嵐]

 115ダメージ

[花梨:庇う ミュシア]

[デザートテンペスト]

 105ダメージ

[花梨:庇う ミュシア]

[鎖部の舞姫]

[回復薬G2]

[スカーレットハロウィン]

[消火器河童]

[魔眼[莎鶏]]

▶ミュシア 生命抵抗

 成功

[白夜のパトリ]

▶ミュシア 精神抵抗

 失敗


▶弓術士 "王"の血族(補助。自分の追撃限定追加ダメージを2倍)

ダークレイン(アローレイン追撃版)[ミゼラブル・トーチャー(付属。風付与。追撃時、2回追加行動を行う)]

▶全員 回避判定

 リアンミュシア 成功

 花梨あんず 放棄 252ダメージ

[花梨:生命バリア]

[防御の号令]

[花梨:庇う あんず]

[バンギラスゾーン(砂嵐を起動。その後ダメージ分自分の物防アップ)]

[砂嵐]220ダメージ

[花梨:庇う あんずミュシアリアン]

[花梨:田舎間畳[畳替し]3個]

[ひょいひょいガブ(砂嵐時、全ての攻撃判定に回避判定を適用する)]

[砂嵐]220ダメージ

[リアン:トリオンの落とし穴]

[ミュシア:夏彩フレア]

[あんず:もこたんの羽]

[毒]計369ダメージ

[セレスティのデバイス:芝桜のネペンティス]

[落とし穴]105ダメージ

[クラインのエーテルバスター]

[一握の玻璃]

[高原の月]

[ラビッツフッド]

[憧れの荒鷲]

[荒鷲慕いて]

[同期の桜]

[戦友の二輪桜]

[クシストロスの鍵撫子]

[ハルピュエイガー]

[渚のサンシャイン:ユキやこんこん]

 300ダメージ

[ロマンチスタンムーブ][キサラギ工務店][対抗呪文]

[起爆装置:落とし穴[カムイリムセ、カムイフムケスプ]]

 150ダメージ

[スノーミューレン(落とし穴)[カムイリムセ、カムイフムケスプ]]

 182ダメージ

[スノーハディーヤ(落とし穴)[カムイリムセ、カムイフムケスプ]]

 237ダメージ

[スノーイブラゼル(落とし穴)[カムイリムセ、カムイフムケスプ]]

 280ダメージ

[スノーリディア(落とし穴)[カムイリムセ、カムイフムケスプ]]

 330ダメージ


花梨「装甲、限界です。……トドメをお願い致します」

リアン「砂嵐なんか落とし穴に潜ってれば平気だもんねー……ってうわーっ!?こわすなー!」

ミュシア「うりうり。人の腹掻っ捌いて逃げれると思ったら大間違いなんですけど。お前も切開してやろうか」


▶倒れたダークエルフを傘の先端でぐりぐりしています


ダークエルフ弓術士「くっ……」

ミュシア「殺す!」


ダークエルフ弓術士「スキャベナビッチ家に栄光を……!」


▶そのまま息絶えます。ウサメリが飛び始めます。遠くから痩せない主義が走ってくるのが見えますね


痩せない主義「おーい!!!大丈夫だったか……!?あぁ……」

痩せない主義「オジロリオの林檎が……」


▶周りを見渡すと、爆弾で土地が抉られ、林檎の果樹園がボロボロになっています。完熟した林檎も地面に落ちちゃっています


ケリス「な、なんて酷いやつなんだダークエルフ!!!!!こ、こいつのせいで果樹園が……」

ハル「そ、そうだな!!こいつ!爆弾に弓に砂嵐に酷いやつだった!!」

あまねまる「砂嵐はともかく地盤爆弾はこっちのせいのような……」

ケリス「しっ!ダークエルフの野郎がやったんですよ!!!なあ?」


痩せない主義「そうか……。とにかくありがとう。吸血鬼じゃなくてダークエルフが原因だったんだな」


花梨「砂嵐で新調した装甲がまた修理し直しになってしまいました……」

リアン「砂で埋まっちゃうー……たすけてー……アリジゴクになっちゃうー……」

ハル「ほら行くぞ。砂場遊びの時間は終わりだぞ」

ミュシア「砂遊びする年に見えるんですかぁ??」

ハル「そうだが?」


――オジロリオ 領主の小屋――


花梨「折角の……林檎が……」

あまねまる「仕方ないですって……砂嵐はちょっと……」


▶花梨は表情以外が露骨にしょんぼりしていますね


ミオナ「もうこちらに情報は来ているよ。アサマカラット派の仕業らしいね。紅葉の"王"も苦心してるってこないだ聞いたよ」

ミオナ「そうだ。君たちにお願いがあるんですよ。受けてもらえます?」


あんず「なんでしょう?」


▶ミオナの影から金髪の、どう見繕っても幼女が出てきます


アントナン「わたくしはアントナン。ヴィヌズ家の末裔でございます。現在はこちらの澪和様をマスターと」

ミオナ「こんな感じで吸血鬼とは契約が出来るんだよ。そこのジョンを是非君たちと契約してほしいんだ」

ミオナ「これを負債としてこれまでの貸し借りをなしにしようじゃないか。アベンチュリンの皆々様?」


ジョン「ぼ、僕からも是非……」


あんず「それじゃあ、えっと、これからよろしくお願いします」

リアン「こっちとしても戦力が増えるのはありがたいしねー」


アントナン「契約の言葉はご存知?」


あんず「いえ……。あくしゅとかじゃダメですよね?」

ミュシア「ちゅーしろちゅー」


アントナン「ではこちらの文章をお読みください」


あんず「げ、原初の姿を我のまえにしめせ。めいやくのもと、我に従い……、たまえであってますか?従い給え。私をあるじとしよ……」


ハル「我が名はクラース……」

ケリス「?」

ハル「いやこれそうじゃん?」


ミオナ「伝統、やっぱりみんな知ってるんですね……知らないのは私だけ」


ジョン「ありがとうございます。普段は影に潜んでいますので、必要でしたらいつでもご用命を」

エウリレ「食事とかは?」

リアン「あたし地下室とか掘ろうかー?」

ジョン「必要ありません」


▶そう言うと、ジョンはあんずの影に消えました


ハル「ミュシアの上位互換じゃないか」

あんず「よろしくお願いします!」

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