私たち生まれたままの姿では許されないの豹になりたい


私たち生まれたままの姿では許されないの豹になりたい



 人間とはなんて不自由なのだろうかと思います。豹は美しいですね。しかも強い。いいですね。


 若いころの私は、女は美しくなければいけないと思っていたから、くしゃみ一つ人には見せないよう気を張っていました。ずいぶんと不自由です。女の美とは、生命の対極にあるものだと感じていました。少女から人間らしさを削り取ることによって、女の形がつくられていくのです。もちろん今はそうは思っていません。きっと豹は美しいくしゃみをすることでしょう。



ゆるんでる おたまじゃくしの口元が くしゃみする前の私みたいだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る