掛乞を 焦がれ待つ身の 苦笑い
いつまでも、ひとり宿で落ち込むのは良くないです。
歳末で賑わう、街へ行ってみましょう。
新しい日記も、買いたいと思っていた所です。
「ソラ? お買い物に出掛けましょうか」
「くる?」
公園沿いの大通りは、食料品や正月飾りを売る出店が並び、人で溢れていました。
私の右指に巻き付くソラも、さっきからクルクルと回って、はしゃいでいます。
くすぐったいです。
「楽しいですね、ソラ?」
「るっ!」
暦を売っているお店で来年の日記帳と、年賀状を一冊ずつ買いました。
(マスターに年賀状を書こう!)
届けかた……しらないけど。
〇 〇 〇
『掛乞を 焦がれ待つ身の 苦笑い』 ビキニ。
※掛乞(かけごい):年末に半年分の代金のつけを、まとめて回収する事。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます