自堕落

第1話刃こぼれ

なんか

堕ちて

堕ちて

気がついたら

無気力で

汚いものを見た私は

酷く疲れ

まるで

ヘドロまみれ

信じてるから

助けて欲しい

辛いの

苦しい

あいつが憎い

信頼している

みんな

みんな

虚言

思っても無いことを

私

そうね

ネギを切ろうとしたら

刃こぼれで切れない状態

包丁にベタベタ

くっついて

私はさ

貴女のママンじゃない

生きてきた道も違う

だから

貴女の

心地よい言葉は言えない

ならさ

お金で癒されたらいいんだよ

カウセリング

ホスト

砂糖をはくような

とろける

言葉を言ってくれる

疲れた

調べて

一生懸命動いたけど

何が理由か

分からず

絶縁

堕ちていく

堕ちていく

邪魔くさい

派閥とか

誰々とは

怪しいとか

むしゃくしゃして

花屋の前に

ひまわりを花束にしてもらい

飾った

堕ちて

堕ちて

誰かを信じようとか

やめた

したいように

そう

裏表のない人間が1番いい

楽

なんか

ギチギチの綺麗事なんていらない

はいつくばる

人間だから

今日は葬式

かつて

友人だった人の

二度と私の前にはあらわれない

そう

貴女は

私の中で死んだ

赦せとか

赦さない

とかじゃなくて

消えたの

そこには

空っぽの

空き瓶

何も無い

堕ちて

堕ちて

気がついたら

寝てた

ただ

あなたに手向ける

花も

感情もない

ねぇ