クオリア~万華鏡の如き世界~
kuro
第0話
幼少期、僕は保育所でわいわいと
そんな僕の事を、何時しか他の子供達は
ある日、僕は
とても心配していたので、僕はある日両親に言った。
「僕、自閉症?っていう
どうやら、僕は他の
見ていて感じた事だけど、僕には他の人達とは世界の見え方が
例えば、ある人は世界がこんな風に見えている。またある人はこんな風に世界を見ていると。そんな風に
まるで、様々な色彩が折り重なって
だけど、どうやらそんな僕の事を他の皆は
この時、僕は初めて
ああ、僕は一人ぼっちなんだな……
そんな僕は、この時初めて一つだけ
少しだけ大きくなったら、僕はこの人達の
そう、心に
・・・ ・・・ ・・・
そして、現在。季節は
大阪湾に浮かぶ
高校生になって、僕は
そして、このアメノトリフネ。人工島であると同時に噂では途方もなく巨大な船でもあると噂にある。流石にそれはとんでもない噂だとは思うけど……
まあ、閑話休題。
僕は今日から始まる新学期に少しだけ胸を
「おう、ユキ。今日から俺と
「ああ、よろしくだけど。いい加減僕の名前をユキと
「まあそう言うなよ、ユキ。中々かわいいと思うぞ?」
「可愛いから
思わず
だが、本当僕の名前をユキと呼んでくるのは
「まあまあ、そう言わずに。ほれ、あそこに居る女の子を
「あ?何を言って……っ⁉」
言って、僕はそちらの方を見る。其処には一人の女子生徒が
ただ、それだけだった。なのに、僕はその女子生徒から目を
もう一度言うが、僕は他人の世界の見え方が見える
その結果、僕はこの女子生徒の見えている
何だ、これは……?
決して理解出来なかったから
「
「え?何だって……?」
「いや、なんでもない。
「え?あ、ああ……」
少しだけ、
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