第1話

「海・・・」


「おっきーい」


ヴィーヴィー


「ウン・・・夢か

あれ 机の中」


「なんで 光ってるの??」


「わぁっ まぶしい」


「これ 昔 ママに 買ってもらった

デバイスだ」


「開けてみようかな

うわぁ ホログラムだぁ・・・」


「おはよう

あたし デバイスの妖精 ビオラよ」


「あれ こんな機能 あったっけ

それに夜明け前なんだけど」


「あなたの お名前は??」


「えっ」


「あなたよ ほかに誰も いないでしょ」


「う・・・うん

わたし ハルトよ

よろしくね」


「ハイ よろしく

ところで あたしの 推しの 王子様

ターキー・オットーマンは

ご健在かしら??」


「ごめんなさい・・・

王子様って??」


「えっ そこから

好きな男性のことを 王子様って言ってる

だけで 本当の 王子様じゃあなくて・・・」


「男性って なに??」


「え」


「ニューゲルニカ市に いなくて

女性しか住んでいないの」


「でも パパが いるでしょ」


「わからない

学校の みんなも パパが 居ないの」


「えっ そうなんだ・・・」


「あっ もう学校に 行く時間だ」


「あたしも つれて行って」


「でも うるさいと 授業の邪魔に

なるからなぁ」


「大丈夫よ

静かに してるから

お願い」


「うん わかったわ」

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