空色杯8

mirailive05

~と遊ぼう〈立方体主義編〉(500以上)

 無垢な子供たちは、川沿いを走り抜ける。そのすすむ先は未来につながっている。一心に、曇りない瞳で世界を見ている。


 橋は支えている。彼女たちの将来を支えるように。そのはるかなる責任を、すべて引き受けるかのように。


 海鳥は元気に羽ばたいている。祝福するように。世界に向けて歌うように。生きとし生けるものすべての思いを代弁するかのように。


 夕焼けは一日の終わりを告げようとしている。明日あしたの朝日を約束するように。輝ける明日あすの光りを信じるように。


 ジオフロントは美しく輝いている。女神の腕に抱かれるように。慈愛とぬくもりを無限に与えるように。


 初夏は楽しそうにしている。弾む心を抑えきれずにいるように。その温かさは天上の調べを奏でるように。これからの日々を楽しみにしている。


 飛行機雲は澄み切った空を祝福している。地上全てに幸せが届くように。あふれる希望を振りまくように。


 雲は命を見守っている。悠久の時をそうしたように。すべての生き物を包み込むように。


 鉄塔はそびえている。両親が見守るように。道の先を照らすように、導くようにそこにある。


 奥の橋からこちらを見ている町の人々。その目は深く温かい。その向こうに未来の子供たちを想像するように見つめている。


 未来は語りかけている。その選択は自由に、思う通りに生きてよいと示すように。すべてのものに幸あれ。


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