霊感砲
サラダビートル
霊感砲
たすけてとだしてで埋め尽くされた収納に詰め込む幸福の本
なんかさあ半透明ででかいのが帰るときいつもいるんよね ほら
おばけとか追っ払えるし身体にも良い水の風呂に浸かってるのに
“そういうの”っておまえ言うけど四歳のおまえもそういうのだったからな
五円玉がなくて一円玉を五枚入れただけだが異端なのか?
こんにちは幽霊ですと現れるおばけがいるか憎め人類
自主制作アニメに吹き替え声優の応募 それがね祖師様だった
ダメダメダメうちで引き取ったらずっと吠える狂犬になっちゃうから
反省のため一時間蔵に入れ出したら英語を話せるように
MomとMe Dadはと聞かれた子が指した本当に細い棒人間ら
丁寧にお世話がされているんだね宗教施設の生け垣に咲く
徳のサブスクよ祖師様に払ってる月額九千八百円は
祖師様は異世界で美女だったんだ他の奇蹟は教えてくれない
電柱の下にお供えされている見かけない野菜の数々が
ぼくにしか見えない蚊柱がいるのねそれがだんだん増えていくのね
引き寄せの法則で免許を取って私道で人を撥ねまくる人
後ろのそれ悪いものじゃないと思う世界の終わりに寄与するだけで
ニセ科学だったとしてもプラセボで補えるからだいじょうぶだね
暖房を点けているのに寒いからおばけがいるねガハッゴボゴボ
日本で強いとされる西洋医学だ出て行け水の伝言
霊感砲 サラダビートル @sidekippu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます