にわかオタ今昔~好きなことだけ語りたい! by 真野魚尾🐟

真野魚尾

小説執筆関連

1. 小説を書いています【おすすめ指南書】

真野魚尾 (まの・うおお)です。小説を書いています。


書き始めた動機というのは特にありませんでした。中学生の頃、気が付いたらノートに思い付いたストーリーを書き綴っていました。


自分の中から勝手に浮かんで来るものを、ただ捨てるには忍びなくて、何となく形にしてみる――そんな感覚のまま、ファンタジーを中心に中長編ばかり10作ほど書き上げたかと思います。


私生活が忙しくなり、筆を置いて十数年が経ちました。思うところあって、再び筆を執ったのが5年前です。


改稿に改稿を繰り返し、ダラダラと書き続け、いつまでも完成しない作品に区切りをつけるため、投稿サイトに発表することを思い立ちます。今から1年前でした。




――というのが、私がWEB小説の世界にお邪魔するまでの顛末になります。


ここに至るまで、自作を人様に見せることはあまり意識してきませんでした。

本はそれなりに読んでいましたが、文体や構成を真似るという発想もありません。よって、書き方もほぼ完全な自己流、アウトサイダーアートです。


とはいえ、発表となれば多少は意識せざるを得ません。作文・作劇法の解説サイトを見て回り、指南書も読み漁りました。


そんな中から今回は厳選した2冊をご紹介します。それぞれ筆を置く前と後に出会った一冊です。




自分の文章が分かりにくい、伝わりにくいのではないかと疑問を持たれた方には、最初にこの本からお勧めしたいです。


◆『日本語の作文技術』本多勝一


定番中の定番。新聞記者出身の著者による文章の指南書です。

句読点の使い方や、修飾語を重ねる順番など、どう書けば読者に伝わりやすくなるか、実例を挙げて事細かに説明されています。

これを読む前と後で、文章の伝達力が劇的に向上すること間違いなしです。少なくとも「何が言いたいのか分からない」悪文からは脱却できます。



そして、ある程度書ける方にはこちらを。「書き方」ではなく「作り方」であることにご注意ください。



◆『書く人はここで躓く! 作家が明かす小説の「作り方」』宮原昭夫


「文章」から「小説」へのレベルアップには本書をお勧めします。

小説の構造を紐解き、各要素が果たす役割を論理的に、平易な文で分かりやすく解説しています。中でも「伏線とは設定のフェアな早出し」は金言です。

作者として最低限心がけるべき点が記されていると同時に、読者としても小説への向き合い方が変わる、一挙両得の名著です。



以上の2冊を読めば、少なくとも小説を執筆する上で「どうしたらいいのか分からない」と途方に暮れることはなくなるはずです。


ただ、各書にも記されている通り、内容を鵜呑みにする必要はないと思います。従うべきルールではなく、迷わないための手引きとして捉えるのが健康的です。




今回は最も目に触れるであろう初回ということで、少しでも皆様のお役に立ちそうな内容を心掛けたつもりです。反面、少々堅苦しかったかもしれません。


次回以降はもっと肩の力を抜いて、思い付くまま、気楽に自分語りをさせていただこうと考えています。今後ともお付き合いいただければ幸いです。




   *   *   *




真野魚尾の代表作もよろしくお願いします。ラブコメ×和風ファンタジーです。


◆マレビト来たりてヘヴィメタる! ~鋼鉄レトロモダン活劇~

https://kakuyomu.jp/works/16817139558812462217


指南書を読み漁った成果物です。成果が感じられない? おっしゃる通りです。日々精進して参ります。

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