第22話学園到着
学園に到着した。学園はかなり広い。
門もかなりの大きさだ、こうなんて言うか、キラキラ?豪華な感じ。
そういえばアンヌお姉ちゃんが入学試験を受けている時、俺はどうすればいいのだろうか?
「アンヌお姉ちゃん、あのさ、試験の時に僕はどこにいればいいの?」
「レノアは私の従者とし試験会場までついて来れるわよ?筆記の方は事前に学園の教師が来て質問に答えたら終わったわ。貴族はわざわざ筆記試験しなくていいから楽だわ。」
権力発動!まさに貴族だな。
「そうなんだ。ならアンヌお姉ちゃんについて行けばいいの?」
「ええ、それでいいわよ。」
俺はただアンヌお姉ちゃんが試験をする所を見ていればいいのか。楽な仕事だ。
そんなことを考えていると馬車が止まる。
僕が先に降りてアンヌお姉ちゃんをエスコートする
「お嬢様。お手を」
「ありがとう」
微笑みながら俺の手をとり馬車から降りる。これが貴族の世界か。
馬車から降りたアンヌお姉ちゃんがおそらく試験会場だろう。ぼは場所が分からないのでその後に続いていく。
王都の名前はクラウスレーン。国王はリアム・フォン・クラウス。フォンは王族または王に認められた功績を残した貴族に送られるもの。
魔法学園の名前は、マテオ魔法学園。4年間かよう学園。
受付のような場所にアンヌお姉ちゃんが向かっていく。
「ようこそマテオ魔法学園へ。本日は魔法と剣術の試験の案内になります。魔法か剣術どちらをお受けになりますか?」
「魔法でお願いします」
アンヌお姉ちゃんが答える。
「かしこまりました。魔法の試験会場は第三魔法場になります。案内は必要でしょうか?」
「大丈夫です」
案内を断る。初めて来たのに場所が分かるのか?
「お兄様とエレーナお姉様から場所は聞いているし事前に学園の地図を見たから場所は分かるわ」
顔に出てしまいっていたのだろうか。アンヌお姉ちゃんが答えてくれた。
「さすがアンヌお嬢様です」
褒めて誤魔化しておく。
「ふふ、早く行くわよ」
またしばらく歩くと多くの試験を受ける貴族の子供だろ。たくさん人がいる。従者もたくさん。
「あと四半刻で試験を開始します」
四半刻とはつまり30分。一刻で2時間。半刻で1時間だ。
「少し時間がありますね」
「ええ、そうなね。集中しておくからよろしくね」
「かしこまりました」
これは今から集中するから邪魔すんよ。だ
それと人がぶつかりそうだったら俺が守れ。である
俺はアンヌお姉ちゃんを守りながら次はどんな魔法を作ろうか。またはどんなスキルを作ろうかと考えている。
そんなことを考えていると時間は経つのは早いもので、
「まもなく試験を開始します!番号を呼ばれたものは前に。魔法はあの的に打ってもらいます。的に威力を数値化する魔法がかけてあるのでその数値を元に選考します。1人3回まで可能です。3回の場合は平均を点数とします。では31番と32番前に」
そう声をかけて試験が始まっていき。ひとつの試験場に10人か。まあ貴族の子供だからそんなものか。
アンヌお姉ちゃんの番号は37番。案外すぐ試験は終わりそうだな。
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