私だけを見て抱きしめて

一ノ瀬 彩音

第1話 壱

私にとって貴方の愛は深いし、如何していいのかも分からない

そんなに簡単に忘れてしまえるほど私は器用じゃないから

こんな風になって初めて貴方を愛していた事に気付くの

ねぇ、私だけ見てなんて言わないわ

だから今だけはどうか私を抱きしめていて欲しいの

貴方の心の中に私は居ますか

貴方と出会って何度季節が変わったかな

いつの間にか貴方の隣で笑う人は綺麗な女性になったよ

そういえば最近見ないけれど元気にしてるかな

そんな事を思いながら一人部屋の中で思い出している

貴方が私を忘れてしまうまであとどれくらいかな

まだ心の中には貴方が残っているのに

私の事はどうぞ気にしないで

いつか誰か素敵な人と幸せになって下さい

そんな風に思えれば楽なのにどうして出来ないんだろう

きっとこの先ずっと貴方の事忘れられないんだろうな

もしも叶うならもう一度あの日に戻れたら良いのにね

私が貴方に出会った事も二人の時間が重なった事も

全部夢だったって思ってしまえば楽になるのかな

だけど本当は嘘でも良かった

夢でも良いから会いたかった

もしも貴方に出会わずに生きていたら違う日々を送っていたのかな

だけどそれはそれで嫌だなって思うのはどうしてだろう

だってこんなにも好きになってしまったんだよ

もう会うことも声を聞くことも無いけれどせめて忘れる事は許して欲しい

最後に一つお願いがあるのです

もし私が何処かで泣いているとしたらその時は何も聞かずにそっと抱き締めて欲しいの

涙が出るほど笑った時も嬉しくて泣いた夜もどんな時も貴方の笑顔に支えられた

貴方がくれた優しさも愛情も全て宝物です

ありがとう

さようなら

空高く舞い上がる白い雪

まるで私たちの夢みたいね

冬の夜には星がよく見えるって

君の声を近くで感じたいの

街灯の下2人寄り添いあって手を繋いで歩く帰り道

このままいつまでも側にいれたら良いなぁ

君の優しい言葉1つ1つがとても温かくて心に溶けてゆく

いつもは素直になれなくてついつい強がってしまうけど

本当は寂しい気持ち隠してる

冬になると寒くなるよねって当たり前の事を言った後に

繋いだ手を強く握りしめてくれたね

その手がとても優しくて泣きそうになった

隣にいる事がいつしか当たり前のように過ごしてきたけれど

これからもこうして笑って過ごす事が出来るのかな

君は今でもあの日のまま私の事を好きでいてくてくれているのかな

こんな事を考えてばっかりで不安になるけど今は一緒にいられる喜びを感じていたいな

街中キラキラ光り輝くクリスマスの夜

2人で同じ未来を描いてゆきたいと思うのです

ずっと大好きだよ

I just wanna be with you.

雨降り続いた憂鬱な月曜日に

いつもよりも暗い顔をしたキミを見て心配していたのに

今日は何があったの

何かあったなら話してみて

私で良ければ聞くよ

ほら遠慮せずに

少しづつでもいいよ

ゆっくり焦らずいこう

悩みや苦しみは誰にでもあるものだからね

1人で抱え込まないで頼ってほしいよ

私が出来る事があるならば全力で協力するから何でも言ってね

だからいつでも帰っておいで

たまには電話してくれても構わないから

また落ち込んだ時は思いっきり甘えて来ていいからね

私はいつだってキミの味方だよ

誰にも言えない秘密の一つや二つはあるものでしょう

無理をして明るく振る舞う必要は無いからね

本当の自分を見せれる人が居るだけで心が落ち着くはずなんだから

そんな存在になれるように努力していくから安心していてほしいな

もっと頼ってくれてもいいんだよ

困った時にはすぐに飛んで行くからね

どんな事があっても絶対に離れないから

大丈夫怖がらないで

どんなに辛くて苦しい時にも決して諦めず前を向いてきたんだから

今度は自分が幸せを掴む番だと思える時まで頑張ろうよ

きっといつか報われる日が来ると信じて

私に出来ることは何だろうって考えながら毎日を過ごしています

キミの力になりたい

ただそれだけを胸に抱いて頑張っていきます

キミと一緒に居られるこの時間を大切にしたいと思います

私にとって大切な存在であると胸を張って言えるから

今はまだ小さな力だけど私にも応援させて下さいね

こんなにも誰かを愛して生きていけるって今まで知らなかったよ

だからこれからは私と二人で色んなことを感じながら歩いて行こうね

ずっと一緒だよ

I will always love U forever and a day

新しい世界への扉を開いて飛び込む勇気を持って

まだ見ぬ景色を夢見て明日へ進もうと誓った日の事を昨日のように覚えている

この広い世界で巡り合えた奇跡は偶然なんかじゃないんだって今になってやっと分かった

これから先の長い人生の中でたくさんの壁に当たっていくかもしれないけれど

そんな時はお互いを支え合って乗り越えていける様に一緒に歩んで行きたい

何気なく過ごしていた日々の中に溢れていた優しさに気付かずに過ごさないよう

君が教えてくれた全てを受け止めて歩いてゆくから

この先に待ち受ける様々な出来事に戸惑いを感じる事もあるけれど

一人きりじゃ抱えきれないような大きな夢を叶えていく為に

君の側でいつまでも見守っていて欲しい

そう強く願うから

出会いの数だけ別れがあるという現実を受け止める強さは持っていないとダメだけれど

どうしても辛い時支えてくれるのはやっぱり愛する人との思い出だと思う

一つ一つの瞬間を大事にして大切に積み重ねてゆこう

もし君がいなくなってしまったとしても忘れはしないから

私にとってかけがえのない人であり大切な人であるということだけは

ずっとずっと変わらないからこれからも変わらずに私に笑いかけて下さい

まだ見ぬ未来に怯え立ち止まってしまうこともあるけれど

そんな日は目を閉じればいつだって浮かんでくる二人の笑顔があるから

例え遠く離れてしまっても繋がっている事を感じられるなら

どんな時でも笑顔でいれるような気がするよ

今目の前にあるこの道を真っ直ぐに進んでいけば必ず答えが見えてくるから

迷わずに進むことが出来るのは

信じ続けていれば叶わないものなんて無いと知ったから

そしてその先に広がる新たな始まりを告げる道が

どこまでも続いている限り終わりはない

どんな事も乗り越えてみせるから

まだ見ぬ未来へ

これから先も

ずっと二人

一緒に歩いて行こう

これから先も

ずっとずっと一緒に

ずっとずっと

二人の想いは一つだよね

もう二度と戻れない時間を懐かしむ事は無駄ではないと思うけど

今の自分には必要の無いものだと気づいたから

もしも過去に戻れたとしたらあの日に戻りたいと思っても仕方が無い

あの時の私は自分自身を見失っていたの

周りがどんなに何を言おうとも耳を傾けようともしなかった

もしもあの時貴方がくれた言葉を素直に受け入れることが出来ていたら

こんなに苦しむ事も傷つくことも無かったのかもね

もしもあの時貴方の事を信じる事が出来たのなら

今でも隣で笑っているのかな

なんてもう意味は無いことなのに考えてばかりいたの

どうしてなんだろう貴方の事を考えるだけで苦しくなるの

こんな思いをするくらいならば最初から出会わなければ良かったのに

もう一度会いたい

今更遅いけど本当に大好きだったんだよ

どれだけ想っていても貴方が私の方を振り返ってくれる事も無い

分かっていても期待してしまう私を見て苦笑いをしているのでしょう

もし貴方が他の誰かを好きになったのならば

ちゃんと言ってくれたら良いのに隠しているつもりなの

本当はどう思っているの

私に話して欲しいよ

もしも貴方の心の中を知ることが出来たのならば

こんな風に悩んだりしなくても済むのかな

もしもあの時貴方の優しさを受け入れることが出来ていたのなら

今頃2人で幸せな時を過ごして居られたのかな

もう2度と同じ時を過ごすことは出来ないのだと分かっているけど

それでも私は貴方の事を忘れられないの

きっとこれからも

何度も忘れようとしたけれど駄目みたい

いつになれば前に進めるの

このままでいいの

いつまでも泣いていたって何も始まらない

前を向かなくちゃ

いけない事くらい

頭の中では理解出来てるんだけど体が言うことを聞かないの

どうして私は素直になれないの

こんなにも好きなのに

たった一つの言葉でいいから

聞いて欲しかっただけなの

本当は寂しい気持ちだってあるのに

いつも強がってしまうけど

本当は甘えてみたい

弱さを見せたくなかったの

あの子みたいに可愛くもないし

自信だって持てない

そんな私の事を必要としてくれてるのかな

本当はもっと優しくしてあげたいのに上手く出来ないの

こんな私が嫌になってしまうの

こんなに人を愛したのも初めてで

だからこそ怖いの

嫌われたくないから

自分を隠してしまう

本当は優しくされたいの

素直になりたいの

だけどそれが出来なかった

こんなにも臆病になってしまったのも

全部貴方のせいだよ

本当は気付いてた

私の気持ちには

だけど気付かないふりをしていたの

本当の事を言えば壊れてしまいそうで

このままでいいの

こんな私の事を選んでくれてありがとう

これからはずっと側にいるから

どんな時も

離れないでね

いつまでもずっと一緒にいよう

これからも

ずっと二人で歩き続けていくから

私の心の中にはいつもあなたがいるの

これからも

ずっと一緒にいるから

いつも笑って過ごせる様に

今日もまた1日が終わっていくんだね

何か楽しい事は無いかな

今日も1日お疲れ様

明日も早いから早く寝なきゃね

それじゃあまた明日

何回も同じ話をするのは嫌いなの

何度言われても私の考え方は変わらないから

自分の気持ちを相手に押し付けるのは良くないと思うの

だって相手の事を思っての言葉じゃなくてただのわがままでしょ

それに今話したところで何も変わりはしないと思うよ

だから話しても時間の無駄じゃないのかな

そう思うの

だからこれ以上干渉するの止めて欲しいの

私だって大人だから感情的になるのはどうかと思うの

もっと冷静になって話し合えば分かるはずなんだよ

私達はきっと分かり合えるはず

もっと仲良くなりたいよ

だからもう少し優しくしてくれたって良いんじゃないの

いつもいつも文句ばっかり言ってて煩いと思うけど

私だって必死に考えて伝えようとしているの

今のままではいつまでも平行線のままだよ

今すぐ変わるのは難しいと思うけれど少しずつでもいいから

私に歩み寄ってよ

お願いだから

言いたい事があるならハッキリと言えば

何でもかんでも言われた通りに出来るわけじゃないんだから

そんな簡単な事くらいも分からないの

はっきり言わないと伝わらないの

私もそこまで暇じゃ無いの

いちいち口出ししないでよ

もうほっといて

私だって悩んでるの

私だって色々と考えてるの

だけど答えが見つからないから苦しいんだよ

もっと上手にやれる人だと思っていたのに

これじゃまるで逆じゃないの

期待外れだったよ

やっぱり私には合わないね

もうさよなら

きっとこれからも

ずっと二人は分かり合えないね

これから先もずっと

もうこれで最後にしようね

今まで付き合わせてしまってごめんね

本当の自分を出してしまったら皆離れて行ってしまうんだろうなって

どこかで諦めている自分が居るから

誰にも迷惑をかけないように一人で抱え込んで生きていこうとしていたの

いつか私に居場所が出来る時までは

この苦しみに耐えなければいけないんだと

心の奥底に閉じ込めていた本音を表に出す勇気が無かった

もしも今ここで全てを打ち明けたら

優しい言葉をかけてくれる人が居てくれるのかも

そんな風に考えるだけで

不安に押しつぶされそうになる

こんな弱い自分なんて知られたくは無い

だから誰にも言えないんだ

でも本当は誰かに受け止めてほしかった

今まで我慢してきたけれどもう限界かもしれない

本当の自分はどこに行ったの

どうしてこんな風になってしまったの

自分でも分からない

今の自分には

何を信じて生きればいいの

誰も教えてくれない

助けて

今はまだ何も決められない

考えがまとまらないから

少し時間を下さい

もう少しだけ待っていて欲しい

一人にしないで

もし君がいなくなったら

なんて考えただけでもう

胸が張り裂けそう

私にとって君が居なくなることは

世界が終わってしまうのと同じようなもの

もう二度と失いたくはないから

私に君の全てを下さい

もしもこの気持ちを伝えてしまったら

君はどう思っているのかな

なんてそんな事ばかり考えてばかりで

結局答えが出ないままで

こんなにも人を好きになったことも

初めてだしどうしていいのか分からなくなって

どうしても素直になれない

君が好きだと言ってくれたから

私のことを必要としてくれたから

やっと素直になれる様な気がするよ

もう隠さないで自分の気持ちを正直に伝えるよ

ずっと大切にしていたものがあるの

誰に何を言われようとこれだけは譲れないよ

でももしそれを壊されてしまったとしたら

どうすればいいの

こんなにも悲しい気持ちになったのも

悔しくて涙が止まらなかったのも

初めてだったよ

いつの間にか夢中になっていた

気付けばもう戻れない程

手遅れだよね

もしもこのまま目を覚まさなかったら

もしもこのまま二度と会えなくなってしまったとしたら

きっと後悔してしまうから

たとえ叶わないとしてもこの想いを届けたい

どうしても伝えたいことがあるの

私のことを見ていてくれたのに

ずっと気が付かなかったよ

いつも傍にいてくれるだけで

こんなに心が安らぐなんて

知らなかったの

もしもこの先どんな辛い出来事があったとしても

乗り越えてみせるから

もしも私が死んだらどうしますか

なんて聞いてみたところで答えなんて求めていないから

別に気にしなくてもいいよ

もしも貴方に会えなくなってしまったとしても

絶対に忘れたりはしないから

約束するよ

こんなにも大切だと思える人と出会えた事が嬉しい

貴方の為に今この瞬間を捧げます

だから私だけを抱きしめていて下さい

そして貴方の為だけに歌う歌を聞いてください

もし私にもしもの事が起きたとしたら

その時はどうか悲しまないで

貴方は何も悪くは無いから

もしも貴方が私のことを愛してくれなくなったとしても

それでも私はいつまでも待っているから

もしも貴方の口から別れの言葉が出たのならば

その言葉を受け入れるしかないのかな

そう思った時に気づいたんだ私にはもう他に選ぶ道が無いことに

もう覚悟を決めるしか無いんだよ

きっと私よりも相応しい人は沢山いるはずなのに

それでも貴方は私の事を好きと言ってくれた

もうそれだけで十分だよ

これ以上求めるものは無いよ

だから私は貴方を信じるよ

ずっと一緒に居たいと思わせてくれてありがとう

これから先もずっと

貴方の優しさに包まれていたい

これからもずっと

いつまでも二人で歩いていきたい

いつまでも隣にいてね

どんな時も

いつまでも二人で笑っていよう

これからもずっと

二人で手を繋いで歩こうね

一緒にいる時間が長くなればなるほど

どんどんと貴方に惹かれていくの

最初はこんなにも人を好きになることなんて無かったのに

いつからだろう

気が付いた時にはもう遅かったの

私の心は貴方で埋め尽くされていた

もう戻ることは出来ないの

だってこんなに愛しているから

今すぐに会いに行きたいよ

私の事を見つめて欲しいの

私の事をもっと知って欲しいの

私の事を守ってくれるの

私はこんなに幸せです

だから貴方も同じように感じて欲しいの

こんなに愛したことは今まで一度も無いの

私のすべてをあげるから貴方のすべてをちょうだい

これからは私が貴方を守るから

私のことだけ信じて

他の事なんか見ないで

ずっと私の事だけ想っていれば良いから

私の事を愛してるなら私だけを抱きしめて

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私だけを見て抱きしめて 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ