執筆談議Q &A「創作論を語る理由は?」「活動限界分量とは?」「努力の継続方法は何か?」

Q「小説を書く前に偉そうに創作論を語るのは、どうしてですか?」


A

 創作論を語るのも私の仕事だからです。

 少なからず使命感があるからです。

 私はね、小説も書きたいし、小説を体系的に学問として落とし込みたいんですよ。

 言ってしまえば——。

 プレイヤーでありたいし、解説者でもありたいんです。だから、どっちもやります!


◇◆◇◆◇◆


Q「結果を残していない人の創作論を聞いても、何の役にも立たないと思いますが?」


A

 役に立つ役に立たないは個人の主観です。

 ただ、私にとって「役に立つ」ことは間違いないし、記憶力が悪い私はメモをする必要があります。

 要するに、私の完全自己満足で、私利私欲のためにやってるので別に良いと思います。


◇◆◇◆◇◆


Q「黒髪さんは何者を目指しているのか?」


A

 面白い小説を書く小説家であり、面白い小説を書く方法を体系的に理論化する研究者。

 カッコいい言い方でまとめれば——。

 面白い小説を求め続ける探究者ですかね。


◇◆◇◆◇◆


Q「小説の投稿が途絶えてますが、原因は何でしょうか?」


A

 自分が書ける活動限界分量を見失ってたからです。小説1話40×34形式で15枚以内に書こうと言いつつ、分量がエグいほどに増えてました。

 その結果、修正する点が多く、全然前へ進めない状況が続いている感じでございます。


◇◆◇◆◇◆


Q「活動限界分量とは?」


A

 自分が短期間(3〜4日、多くても7日以内)で面白く書ける分量ですね。

 問題や悩みというのは放置すればするほどに深刻化していくんですよ(´;ω;`)

 ゴミ屋敷を想像すれば分かると思うんですけど、ゴミ屋敷って最初からゴミ屋敷なはずがないんです。入居当時は綺麗なままだったのが、徐々に汚くなっていくと思うんです。

 だからこそ、早い段階で問題を解決すれば、深刻化するはずがなかったんですよね。


 で、それと一緒で……。

 私たちが書く小説というのもですねー。

 1話の文字数が増えれば増えるほど、頭がわちゃわちゃしちゃって書けなくなるわけ。

 だからこそ、自分の活動限界分量を見極めて、それを超えないように考えないとダメ!


(我ながらナイス言語化!)


◇◆◇◆◇◆


Q「黒髪さんの活動限界分量は?」


A

 5000文字以上10000文字未満ですかね。

 現在書いている作品の1話分が13000文字を超えてますが、もう辛いです。本当に書く気が完全に失せて、気分転換を挟まないと全く書く気力が出てこない状況でございます。

 多分それは自分にとって、活動限界分量を超えてしまった。自分が効率的に執筆できる範囲外の仕事を受け持ってしまったから、というのが答えかなと思いますねー(´;ω;`)


◇◆◇◆◇◆


Q「5000〜10000文字の範囲内が活動限界分量になった要因は何でしょうか?」


A

 書こうと思ったら、1日で書けることです。

 私の執筆方法って、3日に1回やる気を出そうという単純なものなんですよねー(笑)

 自分自身毎日頑張れるタイプじゃないと思っています。それは仕事の影響もあるし、自分の趣味に時間を使いたいこともあるから。


 で——。

 1年間が365日あるなら……。

 単純計算年間360日で——。

 3日に1回やる気を出す→120日

 3日に1回やる気を振り絞って、やってみようという気を半分ぐらいは出してみる→ 60日(達成率は50%を目指します)

 3日に1回休み→120日→20(6分の1回はやる)


 こんな感じで年間200日の執筆する感じ。


◇◆◇◆◇◆


Q「努力ができないダメ人間です。どうすれば努力ができるようになりますか? または努力を継続する方法を教えてください」


A

 初期→中期→後期で継続方法が違うよ。


 初期は「毎日1分だけでいいから机に向かう」を行うことです。

 とりあえず、「やりたい!」という欲求を生み出すためにも机に向かうことが最優先!

 で、徐々に時間を延ばすことが大切です。


 最初の1日目は「1分だけでいいわ」の感覚で、2日目、3日目、4日目と時間を延ばしていく。で、30日目ぐらいに30〜60分ぐらいを達成できればいいのかなと思ってます。


初期の目標「やる気を起こすこと」


 で、次が中期段階。

 ある程度まとまった時間を集中できるようになったら、自分の最適(効率的)な集中時間を見つけることが大切です。

 中期段階に入ると、頑張りすぎちゃう子が増えます。自分はもっと頑張れるんだーと。

 ただ、9割型の人間は継続できません。

 毎日10時間頑張ると言い、どれだけの人間が努力を継続できると思いますが?

 で、その結果「自分はダメなんだ」と思い込み、ネガティブな気持ちに陥ってしまう。

 それを防ぐためにも、自分が効率的に集中できる時間を探し、その回数を増やすことが大切です。


 私が本気で何かを学習するときは——。

 45分×◯回という計算で勉強してます。

 で——。

 起床後から昼食までに2回。

 昼食から夕食までに2回。

 夕食から寝るまでに2回。


 これを基準にやってたと思いますね。

 力を入れて頑張る日は、午前と午後で3回ずつやって、夕食後に2回やってたはず。


 私が1日で集中できる時間は4〜6時間。

 これを超えるともう使いものにならない。

 力を入れる日は、6時間で。

 通常時は大体4〜5時間しか保ちません。


 起床 7時30分

 朝食 8時

 8〜12までに45分×2をやる

 12〜14時まで休憩(昼食と午後の予定スケジュールを決めて、戦略を練り直す)

 14〜18までに45分×2をやる

 18〜19まで休憩(夕食)

 19〜20までに45分×1をやる

 20〜21までに休憩+お風呂

 21〜24までに45分×1をやる


 で、これにもルールが存在してまして。

 午前は学習時間を増やしても構わない。

 だが、午後は絶対に増やしてはいけない。

 これが私独自のルールでして——。

 私みたいに努力できない人間はですねー。


「午前できなかったから午後取り返す!!」


 という思考に陥ってしまうんですよ。

 でも、その思考はニートが言うところの「明日から本気出す!」と一緒でしてねー。

 まぁ〜人は、努力できないんですよ(笑)


 だからこそ——。

 午前中の成果を評価する12〜14時の2時間は、大変貴重なお時間になるんです。

 自分の午前を振り返り、やらなければならないというモチベを生み出すんですからね。

 罪悪感を生むことが大変重要ですねー。


中期目標「自分の最適集中時間と回数を探す。自分なりの戦略を立てて継続する」


 で、最後の後期段階です。


 中期段階を乗り越えると、自分なりの戦略が見えてきたと思います。期限付きの場合なら継続することは可能ですが……。

 それが長期間続く場合はそう続けられません。なので、私が提唱する年間単位200日頑張るを行うしかないと思います。


 中期段階の思考方法は「100日で結果を出す方法」みたいなもので、5年とか10年単位の長いスパンでは絶対に不可能な戦略です。


 なので——。

 短期間で結果を出すなら、中期段階の思考方法でもいいと思います。ただ長丁場の戦いを選ぶ場合は、後期段階を参考にしてね!!

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