質と量を兼ね揃えた文章を、如何に早く書くか

 毎日1万文字書く。

 これを目標にしている作家は、意外と多い。

 最終目標の項目にこれを第一に考えている方々がね。

 でも、最近ふと思うことがある。


 執筆速度はそれほど重要な要素なのだろうか、と。


 執筆速度が早ければ早いほどいい。

 これは事実なのだが——。

 質と量を兼ね揃えた文章を書くのが第一だと思っている。

 で、質と量が伴う文章を書くには——。

 大量のインプットとアウトプットが必要になる。

 それで尚且つ、作家のモチベを保ったまま書ける方法はないか。

 それを検討してみた結果——。


 毎日5000文字

 月間150000文字

 年間1800000文字


 これぐらいが一つの目安なのではないかと思っている。


 速筆作家の皆様方は、これ以上の分量を書いてもいい。

 ていうか、沢山書くことができる方々は、もっと書いていいよ。

 ただ、どんなに量を書けたとしても、質が伴わなければ意味がない。

 それに——。


 プロ作家になったとしても、毎月1冊の単位で小説が書ければいい。

 だから、毎月1冊書ければトップレベルに入れるのではないかと思っている。


 だからさ。

 この毎日5000文字以上書くってのを一つの目標にしていいと思うんだよね。


 毎日5000文字を目標にして——。

 自分が思い描く最高の文章を、その中に込めると言いますか。

 完成された文章を毎日書き続けるのは無理だなと悟りましたね。


 毎日1万文字書いたところで、修正が必要ならそれほど意味がないと思っていて。

 もう手直しが必要ないと思えるほどに完成された文章を毎日5000文字書く。

 これを一つの目標にするのが一番良いのではないかと睨んでいる。


 もっと言えば——。

 商業小説として、人様に売れるだけの文章を毎日5000文字書く。

 この意識を持って、文章を書いてくださいという意味でございます。


◇◆◇◆◇◆


 私の場合は——。


 下書き 毎日5000文字

 完成された文章 毎日5000文字


 これを一つの目安にしようかなと思います。

 結局な話——。

 この完成された文章を少しでも速くことが大切ですからね。


 正直な話ね——。

 毎日5000文字は一つの基準になると思いますね。

 日によっては、書ける日と書けない日がありますから。

 それを考慮しても、書き手としては一つの判断基準になるはず。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る