筆が進まない夜もある

わかりにくい文章を解説するだけ

　簡単な日本語で書かれている。

　それなのに、スラスラ読めない文章がある。皆様はそんな経験をしたことがないかしら？　私は結構あります（笑）

　で、その答えが分かったので解説！

　結論から説明しちゃうとね！！

　読めない文章は【論理】が複雑です！

　と言っても、「まだ分からないよー」という方が多いと思うので実験します。

　AはBよりも長く、BはDよりも長い。

　CはAよりも短く、BはCよりも短い。

　それでは、このA〜Dを長いもの順に左から並べてください。

　書いてる文章は読めます。

　ただ……。

「はぁ？　コイツ何言ってるの？」

　って、なりませんか？(￣ー￣)

　もっと分かりやすく説明しろよと。

　もっと分かりやすく伝えられるだろと。

　でだ。

　文章が長い人はこの状況なんだよ！！

　一文一義で書きなさい。

　そう言われる所以は、これです！！

　文章が長くなるほどに、論理が複雑化します。結果、読めない文章になる。

　では、どうすればいいのか？？

①一文一義で実際に書いてみる

②わかりにくい表現をわかりやすく書く

「わかりにくい表現をわかりやすく書くって、具体的にどうすればいいですか？？」

　今回ならば……。

「短い」と「長い」の表現を統一です。

　人間はシングルタスクです。同時に二つのことをすることはできません。なので、「短い」の表現を、「長い」に統一して考えます。

　んで。

AはBよりも長い。

BはDよりも長い。

AはCよりも長い。

CはBよりも長い。

　こうやって考えると……。

A>B

B>D

A>C

C>B

答え『A>C>B>D』

　ねぇ、簡単でしょ……？（笑）

◇◆◇◆◇◆

　でだよ。

　さっきのを例題にしたけど……。

　まだ頭にピンと来てない人もいるかもしれないので、実際に文章化して説明するよ。

「AくんはBくんよりも五分早く学校に着き、Bくんが学校に着いたときには三人の生徒がいて、その内の二人はCくんと Dくんであった。CくんとDくんは、Aくんよりも三分前と二分前に辿り着き、Dくんの到着から10分後にEくんが学校に着いた。それでは問題です。BくんとEくんの差は何分でしょうか？　また、Eくんは何時何分に学校に着いたでしょうか？　ちなみに、Cくんが学校に辿り着いた時刻は7時55分です」

　はい、もう分からないよね（笑）

　稚拙な文章で読む気がしませんよね。

　こんなヘタな文章を書くのは久々で、手直ししたい感が半端ないです(￣ー￣)

　もしかしたら、この問題を解いた！！

　という人もいるかもなので、一応解説！！

　私も適当に書いたから全然分からない。

　なので、今から一個ずつ紐解いていくよ！

①AくんはBくんよりも5分前に着いた！

②CくんはAくんの3分前に到着（B8分前）

③DくんはAくんの2分前に到着（B7分前）

④Dくんの到着から10分後、E到着！！

　つまり……。

③と④を考えてみれば……。

　DはBの7分前に到着！

　DはEの10分前に到着！

　BとEの差は3分になるよね？（笑）

②を考えれば……。

　Cは7時55分に到着なので……。

　BはCの8分後に到着！！

　DはCの1分後に到着！！

Bは8時03分

Dは7時56分

　で、Bの3分後……。

　もしくは、Dの10分後だから……。

Eくんの到着時刻は『8時06分』になります！

【まとめ】

　読み手が論理関係を一読で把握できる。

　そんな文章を目指せばいいと思います。

　この一読とは、「流し読み」レベル。

　目を通しただけで読める文章を書こう！！

【追記】

　正しい日本語を書き、論理関係をハッキリさせる。これだけで読める文章になる。

　美文を書く必要はない。

　だが、伝わる文章を目指す必要がある。