第6話
少年は私に気がついて椅子から立ち上がり会釈をした。
私は「あなたが神田凪くん?」写真で見るより、はるかに美少年だ女の私でも見とれてしまう程だ。私は「知っていると思うけど妻の岸本彩音です。」と2人で椅子に座った。
少年は先に来ていてアイスコーヒーを注文して飲んでいた。
私はアイスティーを注文した。
少年は「本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げて謝ってきた。
私は何故だか少年を許せてしまった。
彩音は「もう、あの人と会わないで別れてくれるなら今回は許してあげるわ、でも今回だけよ!」と念を押して言った。
何故だろう、あの少年を見ていると私までドキドキしてしまう。
こんな事じゃダメだわ。
私もアイスティーを少し飲んで会計を済ませて外に出ていた。
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