第45話 小説賞に応募してみようかな……<10>



 あっ、再び、ごめんなさい。


 前回に『小説賞に応募してみようかな……』は完結ですと書いたのですが、黒歴史という横道に逸れていたテーマを小説賞応募という本来のものに戻して、再び書き続けます。<m(__)m>




 私が応募しようとしている小説賞は、400字詰め原稿用紙300枚~500枚。

 そしてワープロ原稿の場合だと1行40字×30行です。


 しかしながら、そのアバウトな規定にいまだにおおいに悩んでいます。


 1行40字×30行というワープロ原稿から計算した字数を単純に400で割って出した原稿用紙枚数はかなり規定オーバーしたものになります。


 私の経験でいうと2割増しくらいかな。

 ですが、ネットで調べてみると、5割増しなんて言われる方もいて。


 5割増しって、そんな……と思いましたが、ライトノベルで「はぁぁぁぁ」とか「いぇぇぇぇ」というオノマトペ(擬音語と擬態語)が多くて、文章も短く改行が多いと、そのようになるのでしょう。


 ページの下半分は字がなくてほぼ真っ白という書籍も、時々、みかけますので。




 それにしても、400字詰め原稿用紙に書式に乗っ取ってきちんと書き写すなんて面倒なことは、いまさらしたくありません。


 パソコンだと一発変換できそうですが、そういう単純なものではありません。


 改行をどうするかで、すぐに数十枚くらい違ってくる問題ですから、そんなに神経質になるのも時間の無駄という気がします。




 そうしたら、同じくネットの検索で原稿用紙換算は単純に字数を400で割ったのでよいという意見を見つけました。


 また元編集者という人の、「小説賞に応募するとき、字数に神経質になることはない」というアドバイスも見つけました。


 そういえば、過去において400字詰め原稿用紙300枚とかいうのを、ワープロ印字原稿300枚と勘違いして応募して、超長編小説でみごとに受賞してしまったというのを聞いたことがあります。


 逆に規定に届くか届かないかの短い作品では、岩井志麻子さんの『ぼっけえ、きょうてえ』がありましたね。




 まあ、いろいろな意見があるのですが、それでも実際に応募しようとしている素人がうだうだと悩んでしまうのは事実。


 そんなに神経質にならずに、それでも自分の字数は原稿用紙換算すると何枚くらいになるのかアバウトに把握していると、安心かも知れません。


 12万字くらいだと絶対に規定から外れることなく、15万字を超えると、やはり嫌な心配ごとの種となりそうです。




 ……ということで、私のワープロ印字原稿157枚を見直して、少し減らすことにしました。


「作品がよければ、字数なんて関係ない」といくら元編集者さんがおっしゃられても……。「作品がよい」というのは、字数なんていうものより高い高いハードルです。(笑)


 

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