夏が来たと感じるちょっとした話
いつものように、座席のほとんどが埋まる程度のちょうどいい混み具合。私は今日も小さな隙間を飛び越えて、電車のひんやり冷たい空気とご挨拶。どういう原理なのかよく分からないけど、みんな座席は端を好んで、私も漏れずに端を好む。今日は不思議なもので、他の席は埋まっていたのに端の席だけが空いていた。誰かが降りたばかりなのかな。でも普段なら、私が乗り込んだほんのちょっと後に端の隣に座っていた人が、カーリングの如くスライドして突っ込んでくる。今日はただのラッキーか。久しぶりの端っこを楽しみながら、電車のドアが閉まる音を聞く。出発だ。ゆっくりゆっくり、重い音と共に進んでいく。電車がホームを抜けた。眩しい!!!!!!!おい!!!!!そういう事か!!!!!騙したな!!!!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます