夏が来たと感じるちょっとした話

いつものように、座席のほとんどが埋まる程度のちょうどいい混み具合。私は今日も小さな隙間を飛び越えて、電車のひんやり冷たい空気とご挨拶。どういう原理なのかよく分からないけど、みんな座席は端を好んで、私も漏れずに端を好む。今日は不思議なもので、他の席は埋まっていたのに端の席だけが空いていた。誰かが降りたばかりなのかな。でも普段なら、私が乗り込んだほんのちょっと後に端の隣に座っていた人が、カーリングの如くスライドして突っ込んでくる。今日はただのラッキーか。久しぶりの端っこを楽しみながら、電車のドアが閉まる音を聞く。出発だ。ゆっくりゆっくり、重い音と共に進んでいく。電車がホームを抜けた。眩しい!!!!!!!おい!!!!!そういう事か!!!!!騙したな!!!!!

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