読書と国語は全然違う

この前の話の続きだけれども、読書と国語って全然違うと思うの。話が繋がってないけど焦らず聞いてね。


読書が好きな人、国語が好きな人、っていて、国語が好きな人は大体、読書が好きだから、「読書が好きなら国語も好き」っていう理論がまかり通ってる。でも、違うよね。それ。わざわざこれを読みに来ているそこのあなたも、その類だったり、とか、しないかな。

なんてったって読書は、「自分の意見」に制限がないんだよね。読書の感想を求められた時に、「本文中の語句を用いて」なんて言われない。「本文に即して」「抜き出して」こういうのが、読書と国語の違いだと思う。国語が得意な人は、文章を読むのが上手いから読書も好き。これは、何となくわかる。もちろん例外もいるんだろうけど。でもね、逆は必ずしも言える訳じゃないと思うんだ。自分の中の主人公を走らせていくのが好きな人ほど、国語の問題って向いてないんじゃないかな。算数や数学が得意で国語もできる人の、機械的な読み方。あれが国語の理想だけど、読書の理想では無い。決して。物語にせよ新書にせよ、自己啓発の類はわからないけど、自分の考えと物語の主人公やテーマとなっている物事を、一緒に走らせていく、これが読書の楽しみで、私はこれが好きなんだよな。

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