序章:ある少年の言葉
私は病気になった。
うつ病。家に引きこもって、自殺に繋がるかもしれない行為もした。
そんな過酷な状況をなんとか乗り越え、見えてきたのはー。
『彼』との別れ。
良。私の恋人だった人だ。
お互いのためを思って出た決断。
そして、私はある少年と再会を果たした。
「何か出来ることはありますか?」
突然現れた私に、そんな言葉をかけてくれた。
お人好し。優しすぎる。思わせぶり。
その少年と数日に1度、交信しているー。
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