1章:そのままの君で

『告白』

私は好きな人に告白をした。

告白をするのは、実は2度目。

人生で1番最初に告白をしたのはー笑人だ。

笑人ー彼も天葉が亡くなる少し前に病気で亡くなっていた。

死神ー私は呪われているのだ。

そんな私に出来た、幸せをくれる人。

ー良。身体は男の子だけど、心は、中性だったかな…。

xジェンダー。私は、こういうのには理解がある。

自分も一時期、悩んだことがあったー。

私が書いた言葉の数々。それを物語風にアレンジして渡した。

「ありがとう」

良はニコッと笑った。

今流行のインスタグラムのDMは、ほとんどラブラブ話でいっぱいになっていた。

だって良が、LINEは嫌いとか言うんだもん…。

まぁ、そのままの君で良いけどね。


正直、ネットにあまり良い思い出のない私だけど、インスタは結構好きかな。

良との思い出はもちろん「幸せを集める作業」は、笑人が喜んでくれるし。

他にも中3の時にいい思い出のある人と、インスタグラムで繋がることが出来た。

その人は、すごくすごく優しい。秋日と笑人と優花を混ぜて少し薄めた人だ。

小学校の時、習っていたセントラルで、忘れられない人がいた。その人のインスタを見つけてしまった。そして、笑人が好きそうな部活動を見つけてしまった。

「辛い後に幸せが来る」はどうやら本当らしかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る