文月の戯れ

君の前玩具で果てる惨めさが加速させるは悦楽の味



偽物に突き上げられる自尊心嘲笑う君惚ける私



善いところ探そうとする姿勢見る消えそうになる体の境界



短夜の情の飛沫に溺れては綻ぶ口に無理を望んだ



手を取って指で味わう感触をざらざらとした君の守る手



涙目で睨む私と笑むあなた「いつになったらおねだりするの?」



ちょうだい、と啼くまでくれぬご褒美は甘さがないなこれっぽっちも



低俗を語る君らに伝えたい仲間の彼と私の情交



フレンチを嗜む場所ではない此処で絡めたんだ舌じゃないもの



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