第1話 高嶺の花が女医さんになっていた!
はーい、次の人ー
※扉を開く音
お待たせしました……
※主人公椅子に座る音
あれ?? 久しぶり……だよね
覚えてないかな、私のこと
高校で一緒だった
あ、覚えてくれてた?
嬉しいな
君、スーツだけど、仕事帰り?
そうなんだ、それで帰り道にあるうちの病院来てくれたんだね
あ、ごめんごめん、診察に来たんだよね
では、あらためまして……
(軽く咳払いして口調を変えてここから医者モード)
(大人っぽくて優しい囁き声、少し色っぽい感じ)
今日はどうしましたか?
喉が痛くて……
※ペンの音かPCのタイプ音
頭が痛くて……
※ペンの音かPCのタイプ音
倦怠感と、関節の痛み……
※ペンの音かPCのタイプ音
それと熱が少し……
※ペンの音かPCのタイプ音
はい、分かりました。
(優しく)
それじゃあ、まずは喉見せてください
※主人公に近づくための椅子のキイーという音
舌出して、はい、あーん
(さっきより声近くなる。あーんは色っぽく)
※ペンライトのスイッチの音とカチャカチャとした音
少ーし赤くなってますね
はい、じゃあ次は耳元触りますね
※耳元を触るカサカサとした音
んー(考えているような声)
はい、首元も触りますねー
※首元を触るカサカサとした音
ふんふん(頷きながら)
はい、じゃあ胸の音聴きますね
服上げてくださーい
※聴診器のカチャカチャとした音
※主人公が服を上げる衣擦れ音
息吸ってー
※息を吸う音
吐いてくださーい
※息を吐く音
はい、じゃあ、次は背中……
後ろ向いてください
※キィという椅子を回転させる音
(さっきより声が離れる)
息吸ってー
※息を吸う音
吐いてくださーい
※息を吐く音
はい、服整えてもらって大丈夫です
胸の音はキレイですね
夜は眠れてますか?
うんうん、あまり眠れていない……
※ペンの音かPCのタイプ音
食事は摂れていますか?
あんまり?
普段何食べてますか?
カップラーメンとか……、パスタとか……
なるほど
※ペンの音かPCのタイプ音
お酒とタバコは?
※ペンの音かPCのタイプ音
(囁き気味の声ここまで。ここから通常の医者としての声)
……そうですか、ダメですねぇ、
それでは風邪引くための生活してるようなものじゃないですか
まあ今はそこまでひどい症状なわけではないけど、
今のタイミングで受診したのは正解です
油断してると悪化するので、気を付けてくださいね
じゃあ、お薬一週間分出しておくので、
それで良くならなかったらまた来てください
忙しいのも分かりますけど、出来るだけちゃんとご飯食べて
しっかり寝るように心がけてくださいね
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