第56話 懐かしのエルピス山脈

 余りにもダンジョンへ行くのが楽しみで、私は全く寝付けなかった(笑)頭の中で羊を数えて眠気を誘おうとすると、私の部屋のドアが開いたの。


『ガチャ』


 私は反射的に寝たふりをしてしまった(汗)

 ベッドに横になり目を瞑ってると、『モゾモゾ』っとベッドの中に侵入してくる。アニエラが寝てる私にイタズラをしに来たと思ったので、暫く様子を見る事にしたの。


 アニエラは完全に私が寝てると思ってるのか、ネグリジェの中に手を入れてきて、そのまま下着に手を伸ばしてきた。寝てる私に気付かれないように『スーッ』と丁寧に下着を脱がした。起きてるのに妙に『ドキドキ』してきて、私の性癖は完全にアブノーマルなんだと確信してると、秘所にいきなり顔が近付いてきたところで、私はアニエラに声を掛けて驚かせようとしたの。


「アニー、実は起きてたんだよ(笑)」

「ひゃい!ごめんなさい!」

「えっ……パイン……じゃない」

「あっ……ハルカさん、許して!」

「あっ、ちょっ……あん」


 パインは謝った後は、貪るように吸い付いてきて、私は抵抗出来ずにパインを受け入れてしまったの。声が漏れてアニエラやエリカに気付かれて、並列思考セレブロを含めて全員が参戦してきたの。結局、情事は朝方まで続いたので、徹夜明けでエルピス山脈へと向かう事になったの。


「あの……ハルカさん、昨晩は済みませんでした。どうしても我慢出来なくて……」

「あっ、うん、ちょっと驚いたけどね(笑)」

「パインもなかなかやるね!おとなしい性格かと思ったけど寝込みを襲うとはねぇ〜」

「お恥ずかしい限りです……」

「ほら、パインも困ってるから、ご飯を食べてエルピス山脈へ向かうよ!」

「あいよ!」


 朝食を済ませてからは、必要な荷物を〘無限収納〙に収めたら準備完了。出掛ける前にパインに暫く戻らない事を伝えてから出発する。


「じゃあ、行ってくるね!多分、1週間は戻らないと思うから留守番よろしくね」

「はい、任せてください。あと、黒照石のデータを記録しておきますね」

「うん、行ってきま〜す」


 私達は家を出てエルピス山脈を目指す。


 街道を歩いて進んで行ってから、人気が無くなった所で飛行に切り替えて移動をする。移動速度が一気に上がったのて、数時間でエルピス山脈の麓近くに到着した。


 エルピス山脈は、私とアニエラが出会った場所だったけど、ドラゴンが来たせいで本来の姿を知らない。少し時間が経過してどう変わってるのか楽しみで仕方ない♪

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