第16話 お風呂を楽しむ♪

 最低限の家具は揃えたけど、自炊する為には鍋やフライパンに調味料も必要なんだけど、お金が無いので〚無限収納〛からオークの干し肉を取り出して、家の中で野営飯を食べて夕食を済ませたの。明日は稼いだお金でキッチン周りの必需品を揃えようと思う。


 後は、温かいお風呂に入って旅の疲れを流して明日に備えるだけなので、アニエラとお風呂へ入る事にしたの。


「アニー、お風呂に入るよ〜♪」

「えー……面倒だから拭くだけでいいよ」

「気持ちいいからねっ!騙されたと思って一緒に入ろうね♪」


 アニエラはお風呂の素晴らしさをまだ知らない。だから一緒に入ってお風呂の素晴らしさを体験してもらう。私は脱衣場で服を脱いでアニエラをもう一度呼ぶ。


「アニー、早くお風呂に入るよ〜♪」

「うぅ…仕方ない、今日だけだ……よ?」


 私の裸を見てアニエラは急に嬉しそうになって、『パパッ』と服を脱いだの。

 そして、一緒にお風呂へ入ってから入浴マナーを教える。


「お湯に浸かる前に、この桶でお湯を汲んで体にかけて軽く汚れを流すんだよ。これをしてからお湯に浸かるの、アニーもやってみて」


 私は先にお湯に浸かってアニーがかけ湯をするのを眺める。ちゃんとお湯かけて汚れを流してから私を見たので『コクッ』と頷くと、笑顔でお風呂へ入って私に『ピタリ』とくっついてきた。


「お風呂は温かくて気持ち良いでしょ?」

「うん、でも……もっと気持ちよくなろうね♪」


 悪戯な笑みを浮かべてから、私の小ぶりな胸に手を伸ばして指先で先端を刺激する。


「あっ……コラッ、はぅっ……」

「あはっ♪裸のハルカを見て私が我慢出来る訳ないでしょ。はむっ」


 指先から口に変わって、口に含んで舌で円を書くように舐め回されると『ビクッ』と体が反応する。


「ア、アニー……ここはっ、お風呂だか、らっ……うぅんっ!」

「お風呂だから?ハルカは何処でして欲しいのか教えて?」

「あっ、ベッドでっ……お願いっ、はぁっ」

「よく言えました♪じゃあ、ベッドで続きを楽しもうね♪」

「あっうん……」


 この後、お風呂からあがってからは、アニエラから外側を並列思考セレブロから内側を激しく刺激されて、何度も快楽に身震いした。


「何だよ、あのふたりは雌犬かよ(笑)」

「なあ、今押し込んでヤルか?」

「今日はやめだ。日を改めて女同士じゃ味わえない物を教えてやろうぜ!」


 運搬員達は家の外で2人の秘め事を盗み聞きしていた。実は人の良さそうな雑貨店員とグルになり、若い女性だけで住む情報を得たら金銭で買っていて、情報を売られたハルカ達が狙われる事となった……

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