第11話 初仕事

 ハンター登録とパーティー登録を済ませた。 

 最後に、受付係さんからハンターランク等の説明を受けた。


「ハンターランクはGランクからSランクまで8段階のランクがあります。2人は登録したばかりなのでGランクになります。ランクは依頼を達成するとポイントが付与されるので、ポイントが増えるとランクアップする事が出来るので、頑張って達成してくださいね。依頼を失敗するとマイナスポイントになるので、無理な依頼は受けないように注意してくださいね。依頼によってはランク制限があるので依頼を受ける時は、依頼書な内容をちゃんと確認してくださいね」

 

 受付係さんから説明を聞いてから、私達はお金を持ってないので、何か依頼を受けてお金を稼ぐ必要があったので、受付係さんに何か依頼がないか聞いてみた。


「すみません、私達が受ける事ができる依頼ってありますか?」

「この時間だと良い案件は残ってないと思いますね。掲示板に常設依頼があるので確認してください。」


 条件の良い依頼は早い者勝ちらしく、朝早くから冒険者協会へ来ないと受けれないみたい。常設依頼なら受けれるというので、私達は掲示板を確認しに行った。


 掲示板の下の方に常設依頼が貼り付けられていて、依頼内容はこんなのだった。


【ゴブリン討伐依頼】1体 25銀貨

※討伐証明部位 魔石

【❘森狼フォレストウルフ討伐依頼】1体 30銀貨

※討伐証明部位 魔石 毛皮は別料金

【オーク討伐依頼】1体 50銀貨

※討伐証明魔石 肉塊は別料金


 この3つが常設依頼で出ていたの。

 討伐部位の魔石って何だろう?たくさん倒したけど魔石なんて見た事が無かった。一般常識だと声を出して聞くのが恥ずかしいので〚以心伝心〛で聞いてみた。


『魔石ってどんなの?今まで見た事が無いからどんな物か判らないんだよね(汗)』

『私も見た事が無いよ(笑)』

『魔物の体内に魔石があるんだよ。一応ハルカが吸収した魔物達は分解してるから〚無限収納〛に魔石は入ってるよ』


 どうやら魔物は体内に魔石を持ってるみたいで、今までは回収してなかったのね。吸収した魔物については自動的に分解してるから、魔石は〚無限収納〛に残ってるみたい。これからは倒した魔物は吸収して魔石を回収しないとね。


『ちなみに、魔石はどれ位あるの?』

『ゴブリンは255個、オークは48個、❘森狼フォレストウルフは20個あるよ』

『全部渡したらお金持ちになるね♪』

『新米ハンターがそんなに渡したら変な目で見られるから程々にしないとね』


 ❘並列思考セレブロの言う通りだね。少し外へ出て適当な数の魔石を渡す事にするので、一旦町の外へ出て魔物を狩る事にしたの。


 私達はハンター活動の初仕事を開始した♪

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