第3話 5つの希望

 私は決心したので獣神様に返事をする


『獣神様、私は新たな世界で生きる事を希望します。出来れば魔法やダンジョンがある世界へ行ってみたいです』

『そうか!魔法にダンジョンは問題ない!君の世界は珍しく魔法もダンジョンもモンスターも居なかったね』

『ありがとうございます』

『次に君の勇気ある行動に、私から君に5つの希望叶えようと思うが、何かあるかな?』


 獣神様により、転生特典を5つも貰えると聞いて考え込む…そして希望を伝える


『【最強になれる種族】〚無限収納〛〚変幻自在〛〚並列思考〛〚スキルコピー〛この5つを希望します』 


 この5つを選んだ理由は

【最強になれる種族】…最初から強いと面白くなさそうだから

〚無限収納〛…ファンタジーと言えば無限収納は必須だもんね

〚変幻自在〛…容姿を自由に変えれるのは楽しそうだから

〚並列思考〛…1人で考えるより効率が良さそうだから

〚スキルコピー〛…色々なスキルを使ってみたいからね


『うむ、全て可能だね。種族についてだが、最初は弱くとも成長すれば最強の一角になれる可能性があると理解してよいか?それだと人族では無くなると思うのだが』

『構いません。頑張って強く成るって面白そうなので♪』

『了承した。一条 遥、君を[パラドックス]で新たな命を授ける。新たな生活に幸多からんことを!』


 獣神様の言葉と同時に私の意識は飛んでいったのだった…


➖➖➖➖➖獣神の想い➖➖➖➖➖

[一条 遥]実に面白い女の子だったな。

初期ステータス最弱のスライムに転生して頑張って強くなるか、確かにスライムは寿命が無い事と、レベル無制限だから果てなく成長する。同族を倒しても経験値が得られない制限と、倒せるモンスターが皆無からのスタートだが、本人は何か秘策があるのだろう楽しみだ。


 それに、あの娘なら劣等種と呼ばれ不遇な思いをしてる。獣人達の助けになってくれるだろう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る