いつだって ふたりはふたりで変わらない ちいさな幸せ ふたりじめ

百瀬七海

いつだって ふたりはふたりで変わらない ちいさな幸せ ふたりじめ

おはようと ちいさな欠伸をした君は

僕の胸の中で微睡む


淹れたての珈琲香る 部屋の中

ふたり並んで 肩を寄せ合う


太陽の光差し込むベランダで

抱きしめたいのは君の背中


何気なく 触れたふたりの手のひらが

絡め合うまであと数秒


玄関で唇重ね 君見れば

恥ずかしそうに 僕を見る君


遠くなる あなたの背中見つめては

次会う夜を指折り数える


真っ白なご飯の上に咲く想い

愛いっぱいの手作り弁当


星ひとつ 流れる夜に手を繋ぐ

言葉なくても 想い触れ合う


おかえりと大きく開けたドアの前

君の笑顔が優しくほころぶ


もしもしと電波で繋がる会えない夜

あなたの声は 私の独占


ハンドルを握るあなたの横顔を

助手席で見る 特別な時間


おやすみと 交わした口付け 握った手

まだ寝れないねと互いを見つめる


オフィス出て 君待つ場所へ走り出す

早く会いたい 気持ち溢れる


まんまるの月を見上げて交わすキス

まだあなたから離れたくない


乾杯とふたり重ねたワイングラス

まだ終わらない夜はこれから


指に咲く あなたがくれたひと粒の

輝く石が 私のお守り


ぽんぽんと 私の頭に触れる手を

もっと欲しくて あなたに甘える


愛してる そのありふれた言葉より

ふたりを繋ぐ 揺れない心


覗き込む 君の寝顔 届く寝息

静かな夜に 感じる体温


いつだって ふたりはふたりで変わらない

ちいさな幸せ ふたりじめ

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いつだって ふたりはふたりで変わらない ちいさな幸せ ふたりじめ 百瀬七海 @momosenanami

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