超人種となった少年、本来の力を封印しながら学園生活を謳歌する
山染兎(やまぞめうさぎ)
人物設定 ※ネタバレ注意
※ネタバレ注意
※本編と矛盾する点がございましたら、ご報告ください。
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【超神種計画】によって造られた超人種。コードネームは『超人種成功例:番外』。12歳。記録には『実の両親は既に他界していて、親戚の家に養子として入っている』とあるが、本当は家族構成が不明。DNA検査でもエラーが起きるので、登録されていない者であると推定され、また本人が覚えているのは超神種計画を実行してきた施設内からであるため、施設内にいた研究員ではないか、とも言われていた。しかし、天神が直接調べたところ『細胞分裂ではなく、自然に産まれた個体である』という結論が出され、その究明に【世界統一総合機関】と一部の神々が極秘に動いている。少なくともその結果が出るまでは天帝国の最重要機密保護対象に認定し、様々な所で秘密裏に守られている。
ちなみに、普段は自分で超人種としての力を封印しているため普通の人間と変わらない。と本人は言うが、実際は全てにおいて達人級の技能を持っている。なお、そのことを指摘されると『これぐらいなら(時間をかければ)誰でも出来る』と返す。なお、既に天神流の全武術を全てマスター済みであり、一部の者達からは
感情や欲などが薄い――正確には、凍りついている――という精神的異常を持つ。これは客観的に見れば超人種の中では一番マシな部類に入るが、家族や友人から見ると『生きながら死んでいるようなものだ』と言われるほどである。ただし、義妹の
既に軍職を得ており、階級は大将。有事の際には総司令官=元帥の地位を与えられる。ただし、普段は大将であることを隠蔽し、准士官ということにしている。
コンセプトは【万能】そして【神】。様々な技能をハイレベルで持っているのはこの力の一端であり、本来は技能だけでなく能力についてもあらゆる能力をハイレベルで行使できる。本当のコードネームは『超神種成功例No.0』。始まりの超人種にして超神種。自身は『超神種計画を実行・推進させる原因をつくった全ての元凶』と思っている。ただし、零が『存在してはいけない人外である』ということを肯定する度に、天神がそれを否定する。天神曰く『自我を持つ限り、“人” である。故に君は超神種であったとしても “人” なのだ。寧ろ、唯一私と同類にして同格の存在なのだから、君のことは否定させないよ』とのこと。
担当医師曰く『感情の方は消されたわけではなく凍っているだけなので、長い時間をかければ解凍することができるだろう。それまでに感情というものを教えれば良い。しかし、欲に関して言えば正直に言って難しいと思う。特に3大欲求の一つである性欲やそれに関わる恋愛感情は絶望的でしょうね。何せ、子孫を残す意味が無く、思春期は感情の完全解凍を終えた頃にはもう終わっているでしょうし』とのこと。
超能力
【系統外:
いかなる手段を用いても鑑定が出来なかったまさに正体不明の能力。天神を珍しく驚愕させ、『分からない。こちらの鑑定を弾いたほどだから強力なものであることには間違いない。もしかしたら私よりも強いかも?』とまで言わせた。
異能
【系統外:我が罪より軽きものは無し】
罪の重さを変える能力。これにより、本来は重罪でも無罪にしたりできる。副次的な能力は『浮遊』。『罪の分だけ体重が重くなる』という言葉から、『罪=重量(体重など)』と定義している。零はこれで擬似的な飛行を可能にしている。原理は簡単で、最も軽いものを『羽』にしたり、『花粉』にしたり、『紙』にしたりして、浮く速度や高さなどを変更している。と言葉にするだけなら簡単だが、これで飛行しようとすれば、スパコン並の演算能力(近未来予知付き)が必要となる。
【系統外:森羅万象】
超神種になれた直接的な要因。天地間における万物と事象を操る能力。やる気があれば
要約すると『法則の一つでも変えれば、他の法則まで変化する。最悪、
【創造系:
少し濁ったような白色のオーラを纏った武器。様々な武器の形を取ることができ、空中に展開したり、タイムラグ無しで射出したりすることも可能。そのため、用途は広範囲殲滅型物理砲撃と勘違いされやすいが、本来の用途は様々な状況下でも対応できる多目的万能武装である。
武器の等級は最低でも秘器級武装と予想されているが、詳細は不明。天神は何か知っているようであったが何も語らない。曰く『まだ、その時ではない』
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零の義理の母親。表ではジャーナリストだが、裏では情報局の職員をやっている。
年齢は41歳だが、見た目は20代に見える。曰く『20歳から歳をとっていないの♬』
零のことは血が繋がっていなくとも家族同然のように思っている。寧ろ、義理の家族であることを忘れるくらいに。天神流の体術の元師範代にして、能力者ライセンスAランク持ち。
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天上家の次女。明るく、元気な性格であり、よく場の雰囲気を楽しませるムードメーカー。12歳。ただし、零が4月生まれなのに対し、美咲は12月生まれ。なので、零の方が若干年上であり、そのため零のことを『兄』と慕って呼んでいる。
護身術程度に天神流の体術を学んでいる。
超能力
【念力系:
物体を浮遊させる能力。一応人も浮かせられるが、吐き気を訴える者が多いため、緊急時以外は使用しない。最大100km/hで物体を飛ばすことができる。
◆
天上家の長女。18歳。国立防衛大学の一年生。落ち着いた性格で、ディスクワークを得意としている。頭が非常に良いため、学生にしながら少佐の階級を持ち、数個の小隊指揮権を有するほど。天神流の剣術と体術はあと数年経てば師範代クラスに匹敵すると言われるほどの実力者でもある。
零に『遥香姉さん』と呼ばせることを強制している。曰く『自分のことを「姉さん」、または、「お姉ちゃん」と呼んでくれる弟が欲しかった』とのこと。
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天上家の長男。24歳。史上最年少で天帝国の情報局の幹部候補に就いた天才。イケメン。
ただし、自ら傲ることはせず、寧ろ少し過小評価している点が見られる。それは超人種を比較対象としているためでもあるし、零を見ているとどうしても気にかけたくなるという性質を利用しているためでもある。天神流の剣術と体術は師範代クラス。
零からは『遥斗兄さん』と呼ばれているが、これは強制したのではなく、遥香のことを『遥香姉さん』と呼んでいる影響。
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零の義理の父親。経歴には情報局の職員と書かれているが、実際は天帝国の国王である天帝陛下その人。このことを知っているのは家族の中では零と美希、遥斗の3人だけで、国内では庄吾のような情報局に勤める一部の者達か直属の近衛騎士だけである。
ちなみに『
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天帝国の情報局の職員。零に会うたびに恐怖が湧き出てくるが、それでも何とか抑えて天上家に休日は来ている。零や美咲からは『庄吾おじさん』、遥香、遥斗からは『庄吾さん』と呼ばれている。
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零たちの同級生。
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【超神種計画】によって造られた超人種。12歳。
コードネームは『超人種成功例:
コンセプトは【統括する者】。あらゆる能力を操る超能力者。ただし、器用貧乏。その反面、零のような番外個体や救出時以降に造られた超人種以外の個体は全て統括することができる。その統括能力で反抗されないように脳だけでなく全身の至る所に幾重にも支配回路やマイクロチップ、制御システムなどが搭載された上で、精神を司令に支障がないレベルで壊された。
超人種の司令塔的役割を担っている。
『精神年齢が10歳未満で止まってしまう』という精神異常を持つ。
◆
【超神種計画】によって造られた超人種。12歳。寡黙な女子。
コードネームは『超人種成功例:
コンセプトは【停止させる者】。氷や冷気を操る超能力者。
超人種の参謀的役割を担っている。精神異常を除けば冷静沈着で合理主義者。
『特定の者が関わると感情の抑制ができない』という精神異常を持つ。
『一番感情が制御できなくなるのは
ちなみに、零とは血縁関係はない。零にとっては『義妹』、『(実際にはいないけど、)実の妹のように可愛い子』というような人物であり、『自分に最も依存している』
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