3歳

僕は3歳の頃の記憶で鮮明に覚えてるものがある。

何かの缶詰を3個積んだこと。

実家のリビングの片隅で戸棚を開け取り出し缶詰を3個積んだ。

それが確証したのは小学生の頃に父が僕を撮ったアルバムに

その写真があったからだ、その時それが事実だと分かった。


次に母が退院して妹が初めて家に来た日。

家の和室の奥の部屋に敷き布団に赤ん坊だった妹を置き

布団をかけ更にその上に赤い半纏を母はかけてあげた。

その時の妹の顔がニコニコしていた事を

僕はまだ覚えている。

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